カサラ・デフテーラには凧揚げとシーフード

公開日 : 2009年03月06日
最終更新 :

 カサラ・デフテーラ(聖灰月曜日)と呼ばれるこの日はギリシアの国民の祝日となっています。移動祝日で、ことしは3月2日でした。この日からイースター(パスハ)までの7週間はお肉や卵、ミルク等は口にせず、代わりにタコ・イカ・エビなどのシーフードや野菜、ゴマをたっぷり使ったパンやお菓子を食べ、カロリーを摂取します。

 シーフードを食べると共に、凧を揚げる習慣があり、アクロポリスを見渡せるフィロパプスやプニクスの丘では家族で凧揚げを楽しむ人々の姿が見られます。 主に男の子ががんばってますが、けっこうお父さんも張り切ってます。凧は鳥の形など凝ったものもありますが、六角形のものが多く見られます。

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 節食期間はきちんとルールに従い、お肉や乳製品をとらない人々も存在するのでしょうが、私の周りの多くの人々は、そんなに厳格に守っている人はいなくて、節食する気配なし^^;そしてカサラ・デフテーラにはシーフードをたらふく!というノリで、逆に太ってしまいそうな期間ですが、かくいう私もしっかりかこつけて食べまくっております^^;

 この日は友人宅にお呼ばれしたのですが、料理は皆でつくることになり、エビ料理担当になりました。アテネのオモニア広場の近くには巨大な中央市場があり、カサラ・デフテーラの2,3日前から新鮮なシーフードがいつもにも増して大量に仕入れられ、当日の昼過ぎともなるとディスカウントが始まるので、寄ってみました。同じ目的の人が多くてかなり混雑していましたが、どの店のシーフードもとても美味しそう!

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 普段はお肉の店も軒を連ねますが、この日は1,2軒のみの営業。一応、チクノペンプティが終わったので、肉コーナーはガラーンとしています(写真左下)。その代わり、シーフードの日とあってタコ、イカ、エビ、オイスター、カニなど魚介類だらけです。どこも安売りを始めていました。

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 迷っていると、どの店も更に値下げを始め、エビ1キロ18〜20ユーロが約半額の10ユーロに!どこの店員も大声で「デカ(ギリシア語で10)、デカ、デカ...」と叫び始めます。人ごみに押されながらも、なんとか18ユーロのエビ1キロを10ユーロで購入。すごく新鮮で美味しそう...。友人宅で無事、料理することができました。ギリシア人の友人がイカと貝類のパエリアのような料理とカサラ・デフテーラの定番料理・タラモサラタ(魚の卵のペースト)、メリジャノサラタ(ナスのペースト)を用意。それに私が前日につくったタコのメゼ(オードブル、おつまみ)とエビ料理が加わり、けっこうな量に...。余ると思ったらすっかり皆で食べまくってしまいました。白ワインも飲みまくりです。

 彼女の息子さん=17歳の食べ盛りの男の子がいたので、すごい勢いで食べられてしまい、最初に写真を撮るのを忘れたので、2種類のサラダは消え去り、メゼもタコの足1本しか残ってませんが...。

 こうして全く節食になっていない日々が過ぎていくのでした^^;

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