ギリシャの新首相にお会いしました!

公開日 : 2009年10月13日
最終更新 :

 9日前、ギリシャも日本と同じように政権交代が実現したことを前回のブログで書きました。新しく首相になったのは2大政党のうち、今回勝利を収めた全ギリシャ社会主義運動(パソック)の党首、ヨルゴス・パパンドレウ氏。祖父、父ともに首相経験者なので、3代に渡って首相を務めることに。敗北したカラマンリス元首相も伯父が大政治家でした。鳩山さんや麻生さん然り、政界事情がけっこう世襲っぽいところも日本との共通点かも知れません。とにかく5年ぶりに政権を奪取したパソックの党首、パパンドレウ新首相は、今まさに時の人です。

WO 614.jpg

 先週の金曜日のことですが、日本から友人が来ていたので、マルーシにあるお気に入りのフィッシュタヴェルナに行きました。「スマラグダ」という店ですが、サービスがよく、店内も可愛くて小ぎれいな雰囲気。そしてなんといっても美味しいギリシャ料理がお値打ちなので割とよく行くタヴェルナです。今までも紹介しようと思っていたのですが、ちょっとわかりにくい場所にあるため、先送りしていました。でもシーフード料理も本当に新鮮で美味しいので、日本から友達が来たときにはよく連れて行く店です。

WO611.jpg

 ギリシャの伝統料理をベースに、ティノス島、カルパソス島、シフノス島などのレシピをとりいれ、エーゲ海の香り溢れる海の幸を堪能できる人気の店。いつも予約でいっぱいなので、数日前に予約をしておきましたが、ギリシャのデイナータイムにしては早い20時半くらいでもかなりのテーブルが埋まっています。5人で行って、ギリシャサラダ、メリジャノサラダ、ズッキーニのコロッケ、ファヴァ、ドルマダキャなどギリシャの代表料理の数々、イカのフライ、イカスミのリゾット、ガブロス(小魚)のフライ、ムール貝ソテーなどのシーフード料理、各種デザートなど15品はオーダーしたと思います。白ワイン、ウゾ、ビールなどもかなり飲みまくり、まさに宴たけなわ状態に...。

WO624.jpg

 以前、ここの女性オーナー・スマラグダさんに、「ヨルゴス・パパンドレウ氏がよく来るのよ」と聞いていました。昨年だったか、彼が趣味のマウンテンバイクに乗っていた際、転倒して怪我をし入院していた時に「どうしてもスマラグダの料理が食べたいから病院に持ってきてくれ〜」と言われ、料理の数々を病院にデリバリーしたというエピソードも聞きました。そんな話を日本からの友人たちにしながら、「じゃあ日本だったら鳩山さんがよく来る居酒屋ってかんじだね〜」などと話しておりました。

 とまさにその時...。突然、入り口付近から拍手が聞こえたので、何事かと視線を送ると、なんと新首相、ヨルゴス・パパンドレウ氏が入ってくるではありませんか!まさに噂をすればなんとやら。各テーブルを愛想良く回ってきます。一緒にいたギリシャ人の友人が「日本から来た友人がいるので写真を一緒に撮ってください」と叫んだら、私たちのテーブルにきてくれて、握手&写真撮影にも応じてくれました。「日本から来たの?」と話しかけられたので、簡単なギリシャ語で「私はアテネに住んでいます。友人が2人、日本から来ました」と言ったら、「ギリシャ語話すの?難しいでしょう。私はずっと苦手だったよ」と笑顔でジョークも。パパンドレウさんはアメリカで育ったのでギリシャ語、ホントに苦労されたようです。「アテネでフリーライターをしていて、ブログも書いているので、写真を掲載していいですか」と聞いたら「もちろんだよ!」と快諾していただきました。というわけで下の写真はギリシャの新首相と日本からの友人2人のショットです。

WORK 613.jpg

 さて食べまくり飲みまくりの「スマラグダ」、ひとりあたり25ユーロでした。かなりいろいろな料理をオーダーしてもワンドリンクなら、ひとり20ユーロくらいだと思うので、ホントお値打ちな店です。しかもどの料理もシンプルかつ洗練されていて、たくさん食べても胃にもたれません。日本からの友人を連れて行っても喜んでもらえる美味しいお店です(^^)

 運が良ければ、ギリシャの首相にも会えるかも!?

★Σμαράγδα(スマラグダ)

住所         Πίνδου 24 κ' Νικ. Πλαστήρα, Πεύκη

            (ピンドゥー24 ケ ニコラウ プラスティラ ぺフキ)

TEL         210 8056 379 (要予約)

営業時間     火曜〜土曜1930〜0030、日曜1230〜1730

定休日      月曜 

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。