ヴーリャグメニの景観を堪能できるレストラン

　アテネ近郊の高級リゾート、ヴーリャグメニ。最高級ホテル、アスティア・パレスの敷地内にはスパのアリオンホテルやウエスティンホテルも建っています。そのウエスティンの中のレストラン「Blue Hytra（ブルー・ヒトゥラ）」に行ってきました。

　ここは以前に紹介したプシリのミシュラン星レストランヒトゥラの経営。6月から9月半ばくらいまでの夏季はプシリの本店を閉め、ヴーリャグメニで営業をしています。バカンスのシーズンになると徐々にアテネ市内は人が少なくなるからです。

　アスティア・パレス内のホテルには以前紹介したマツヒサなど、洗練されたレストランやカフェ、ショッピングアーケードなどがいろいろあります。

　ヒトゥラのコースはプシリの本店で二度ほど味わいましたが、彩りや盛り付けが美しく、ギリシャ料理をベースにしながらも多国籍風で、舌でも目でも楽しめるお料理。量も多すぎず、和食から着想を得たようなさっぱりめのアレンジもあり、とても気にいっています。前菜にホタテのウニソースを（トップの画像）。プリプリのホタテに濃厚なウニソースが絡んで絶妙な味わい。メインはスズキのムニエル＆サフラン風味のクリサラキ（米粒状のパスタ）をいただきました（下の画像）。スズキは皮がパリッとしていて、美味しかったです。どのお料理も魚介の新鮮さを引き出すシンプルな調理ながら、とても味わい深いです。

　友達がオーダーした料理もきれいで独創的でした。サバのお料理（画像右下）は鮮やかなグリーンのキュウリのソースでとても爽やかな味わいに。口直しのローズマリーのソルべもすっきした味わいでリフレッシュしました。

　イチゴのスイーツもふわふわのメレンゲとイチゴの甘酸っぱいハーモニーが溶け合って美味♪ （画像右下）。

　そしてここで楽しめるのはなんといっても素晴らしいヴーリャグメニの景観。ヨーロッパでも1,2を争う地価の高いリゾート地で、夏季は世界中からバカンス客が訪れています。夏は陽の落ちるのが遅いので、テラス席でディナーを食べながら、紺碧の海が夕陽に染められていくロマンティックな景色を堪能できます。予算はワンドリンク、前菜、メイン、デザートとオーダーしてひとり75ユーロくらいでした。旅の最終日や記念日ディナーに最適です♪

★Blue(Galazia) Hytra のホームページへはこちらから。要予約。営業期間については毎年弱冠変わるので、予約の際に確認してください。