パトモス島の休日 PART2 リュクスなホテルとグリコスのビーチ

公開日 : 2010年09月11日
最終更新 :

 パトモス島では友人が以前にすすめてくれたぺトラ・ホテル に泊まりました。小さな島はどうしても素朴なホテルしかない場合が多く、それはそれで良さもあるのですが、せっかくの休日、こじんまりしたホテルでちょっとプチ贅沢な気分に浸りたいなあ~という場合に最適なホテルでした。

 ギリシャは観光国ではあるものの、サービス業王国・日本になれていると、5つ星ホテルでもあれれ~と思ってしまうことがあったりします。でもこのホテルには大満足♪部屋、サービス、設備、清掃、食事などなど、観光客の多いミコノス島でもめったにないかな~と思われるくらいのクオリティ。青く澄んだグリコスのビーチ近くに位置し、部屋のバルコニーからは紺碧のグリコス湾を見渡せます。

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  部屋数はわずか12部屋と数棟のスイートルームのみという小さなホテル。伝統的な島の建築スタイルで崖に沿うように、一部屋一部屋が階段でつながる離れ形式です。

 世界中からこだわりともてなしの際立つ小さなホテルがセレクトされたスモール・ラグジュアリー・ホテルズのメンバーで、数々の賞も獲得しているリュクスなホテル。

 部屋に入るとシャンパンのサービスが♪内装はとてもスタイリッシュですが、華美な装飾はなく落ち着いた雰囲気。エアコン、テレビ、電話、オーディオ、ミニバー&キッチン、セーフティボックス、インターネット接続装備。

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 バスルームも広くてお洒落。アメニティは私の大好きなギリシャコスメアピヴィータでした♪(画像左下)。朝ごはんや周辺のお散歩、ホテルのプール(画像右下)に行ったりなど、短時間でも部屋を留守にすると、その間、1日に何度もスタッフが完璧にお掃除をしてくれます。ビーチ用のタオルまでバルコニーのランドリーコーナーに干しておくと、すぐに新しいものに交換してくれます。

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 下の画像はホテルの広いテラスにあるメインダイニング。訪れた8月中旬は日本の十五夜のように、ギリシャで最も月が美しく輝く時期。バーカウンターでカクテルを飲みながらお月見をしました。こんなクリアで大きな月を見たのは初めてというくらいきれい...。青い月の光をたっぷり浴びました。

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 朝食(画像左下)も爽やかな風が吹き抜けるテラスダイニングで。フレッシュジュース、卵料理、パンは数種から選べ、オーダーしてから絞りたて、焼きたてを運んでくれます。その他にもホームメイドのパイやケーキ、ジャム、新鮮なヨーグルトやフルーツと朝からおなかいっぱい。でも目の前に澄みきった海が広がっていると、いつもより食欲も増してしまいます^^;

 オーナーはアテネ出身のコスタス&ぺトゥルーラご夫妻(画像右下)。若い頃にパトモス島を訪れて大好きになり、移り住んでからもう21年だそうです。コスタスさんは以前アテネで日本企業と取引のある会社に勤めていたそうで、日本にはとても親しみを感じているとか^^観光スポットやビーチの説明、レストランの予約などとても親切にしてくださる方でした。

 ご子息のフリストスさんはパトモス島で生まれ育った後、アメリカのスタンフォード大学院で経営学のMBAを取得。ギリシャに帰国後、本当のギリシャの良さを秘めた観光スポットを巡ったり、小規模なプチ贅沢なホテルに滞在する少人数制ツアーを主催するTrueGreeceという旅行会社を経営されているそう。どおりでこのホテルも行き届いていながら、押し付けがましくない、バランスのとれたサービスを提供しているのだわ~と納得。パトモス島に滞在するならイチオシのホテルです。

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 ホテルからグリコスやぺトラスビーチまでは丘をくだって10分ほど。グリコス湾に沿って広がるビーチは数箇所ありますが、シンボルは「カリカチュ」と呼ばれる巨大な岩(下の画像)。火山活動によってできたそうで、この岩と青い海、そこかしこに浮かぶ白いヨットはとても絵になります。

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 パトモス島のもうひとつの有名なビーチ、カンボスに比べると全体的にこじんまりしていて静か。水は青く澄んで人も少なめです。デッキチェアやパラソルのないビーチもところどころあります。カフェやタヴェルナはないけれど、日常から隔絶されたい人にはぴったりかも。ビーチと巨大岩の背後には毎年、渡り鳥が訪れる干潟が広がっています。

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 ディナーはホテルのオーナーおすすめの「ヴェゲラ」(TEL 2247032988)へ。スカラ(港町)の海沿いに位置するレストラン。シーズン中はとても混むので予約がベター。サービスもよく素敵な雰囲気のお店でした。

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  肉料理も美味しかったけれど、やはり魚介が最高♪生姜とオレンジソースのかかったプリプリのエビにトマト&ナスのペーストが添えられた前菜(画像左下)は、全てが口の中で融合する美味しさ。メイン料理にいただいた鯛のフィレ(画像右下)は新鮮で、地元でとれた野菜もシンプルな味付けで見事でした。

 ディナーの後はスカラの町をぶらぶら散歩。土産物屋やカフェバーもたくさんあります。港の向かいに位置する山には青い十字架がライトアップされ、神秘的な雰囲気をたたえていました。

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※SPECIAL THANKS TO Petra Hotel & TrueGreece

 (ホテル内の一部の画像はぺトラ・ホテルより提供していただきました)

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