パトモス島の休日 PART3 美しい離島めぐりへ

公開日 : 2010年09月18日
最終更新 :

 パトモス島の港(スカラ)からは周囲にある無人島や、住民が100人以下の小島巡りのツアーがいろいろと出ています。定員が約30人くらいの中型船で島を訪ねていきます。これらの島は完全に手つかずの自然が残っていて、素晴らしいビーチが楽しめます。ギリシャの海はたいてい国旗に使われているようなコバルトブルーですが、この辺りの海水の色は鮮やかなセルリアンブルー!画像は最初に訪れたアスプロニシ(白い島の意)。

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 ツアーはスケジュールや所要時間などによって値段はまちまちです。あまりたくさんの島を巡るだけのものより、少数の島を訪ねて、眺めるだけではなく、泳ぐ時間をしっかりとってくれるものがよかったので、1日かけて4つの島をめぐるツアーにしました。

 朝の10時出発。最初の目的地、アスプロニシには約1時間で着きました。白い岩でできた無人島で、周囲の水はまさに澄み切ったアクアマリン!接岸できないので、島から少し離れたところに船を停めます。そして船のはしごから海に飛び込み(画像左下)、真っ白なビーチに向かって泳いでいきます。水は海の底まではっきり見えるほど澄みきっていますが、思ったほど冷たくなかったです。ただ船を停める位置にもよりますが、けっこう深さがあり、足はビーチの直前まで着きません。ビーチまでは30mくらいは泳いだので、泳ぎに自信のない人は船に残った方がいいかも。でも浮き輪やシュノーケル着用の人もいたので、それらを準備すれば大丈夫でしょう。

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 波はとても穏やかなので、子どもからお年寄りまでほぼ全員が島まで泳いでいきました。船ではけっこう暑かったので、クリアな水で泳ぐことができてとても気持ちがよかったです♪

 沖から泳いでいくと、この島のビーチは真っ白に光り輝いています。直径20cmくらいの真っ白な楕円形の石が敷き詰められたようになっていますが、これも自然のなせる業。幾年も波に洗われて丸くなったようで、あまりにきれいなので持ち帰りたくなるのですが、禁止されています。なんとか隠して持って帰ろうとしていた男の子たちがいましたが、親や船長さんに怒られていました^^;

 海水の鮮やかなセルリアンブルーと白い石のコントラストが眩しいほどに美しい島でした。

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 次の目的地はテガナキァという島です(画像左下)。ここも接岸せず、船から直接海に飛び込んで海水浴を満喫!船からビーチまでかなり遠かったので、島までは泳がず、船の周りで遊泳しました。鮮やかなブルーの水の色が本当に美しくて、いつまでも泳いでいたくなりました。ここも足は着きませんが、とても穏やかな海で泳ぎやすかったです。

 3番目の島はアルキ(画像右下)。ここは港に船を停められるので、船長さんたちも休憩タイム。ここは無人島ではなくカフェや家も数軒ありました。小一時間、コーヒーブレイクや島を散歩したりして過ごしました。

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 最後に立ち寄った島はマラシ。ここにはランチタイム(ギリシャ時間=15時)に到着。船を降りたら2軒、タヴェルナがありますが、ホテルのオーナー・コスタスさんが美味しいとすすめてくれたのは奥側の店。海は見えませんが、大木が店のテラス部分を屋根のように覆い、爽やかな木蔭で新鮮な海の幸をたっぷりいただけます。アルキもそうでしたが、マラシも個人のヨットで来ている外国人観光客が多くいて、特にイタリア人が目立ちました。ロブスターがすごく新鮮!プリプリで甘みがあって美味しかったです。

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 港で見かけるツアーのほとんどは4つくらいの島を巡るもの。でもアスプロニシで話しをした他の船の乗客によると、時間配分があまり練られてなく泳いだりゆっくりできないものもあるようです。コスタスさんにおすすめのツアーを聞いておいてよかったと思いました。マラシではランチの後、海の見える方のタヴェルナでお茶をし、再び海水浴。砂浜で遠浅なので、リラックスして泳げました。

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 コスタスさん曰く、ひたすら島を訪ねまくるだけのツアーもあり、それだといくら景色がきれいでも退屈してくるでしょう。参加したツアーはアスプロニシとテガナキァで素晴らしい海水浴ができて、アルキでカフェ、マラシのフィッシュタヴェルナでランチという具合に変化がつけてあるのもよかったです。 それぞれの島での時間配分も慌しくなくほぼスケジュールどおりで、19時半にはパトモス島に帰り着くことができました。ひとり23ユーロ(カフェや食事は各自)。

 船はキャビンもありますが、デッキに出ていると絶叫マシーン並みに水をかぶります。また私はかなり揺れるのが楽しかったですけれど、船酔いをする人はやめた方がいいです。

 1日離島めぐりをするなら港で、「Daily Excursion  ΙΑΚΩΒΟΣ.Μ」と書いてある看板を探してみてください。

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