冬の海とフィッシュタヴェルナ

公開日 : 2011年02月06日
最終更新 :

 先週末の寒い日ですが、サマーハウスのあるマティ(アテネより北に約35km)に行ってきました。この辺りは夏季になると、アテネから夏を過ごす人々が大勢やってくるし、観光客も多く来るので、街全体が活気づいていますが、冬はビーチも街中も閑散としています。オフシーズンは、海も夏とは全く異なる表情を見せています。

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 ちょっと寂しくて荒涼とした雰囲気がありますが、たまにはこういう冬の海岸を歩くのもいいです。マティからもう少し北に数キロ行くと、ズベリの海岸ですが、ここに美味しいフィッシュタヴェルナがあります。

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 夏はいつも完全に満席なのですが、さすがにこの時期はお客さんも少なめ。でも冬場に行っても、いつも新鮮な魚介類 を出してくれます。入り口のすぐ近くにその日のおすすめの魚介類が氷の上に並べてあり(画像右上)、吟味してからオーダーすることができます。

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 魚介を選んでから、テーブルへ。ゆでたブロッコリー、ビーツ、ズッキーニ、野草のサラダがきました。ビーツは南欧、地中海周辺が原産だけあり、かなり甘みがあり濃い味がして美味しいので、ギリシャに来てから大好きになりました。ホルタと呼ばれる野草は季節によっていろいろなものがあります。レモンとオリーブオイルをかけていただきます。

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 お次は本日のおすすめ、グリルした海老です。プリプリッとしていて新鮮。甘みと旨みが凝縮した味です。頭部のみそも美味しくて、食べ尽くしてしまいました。

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 メインの鯛は1.5キロもあり、かなり大きかったです。4人でいったのでちょうどよく全て食べてしまいましたが...。骨をきれいに取り除いてくれて、これもレモンとオリーブオイルをかけていただきます。上品なあっさりした味ですが、旨みがあります。

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 デザートはマルメロのシロップ煮(グリコ・キドーニ)と自家製の水切りヨーグルト(ヤウルティ・サクーラス)。フレッシュヨーグルトを麻袋に入れて、完全に水分を切るので、ねっとりとしてクリーミィ、濃厚な味がします。果物のシロップ煮にとてもよく合います。

 さておなかいっぱいになった後、雪が降り出しそうな天気でしたが、またビーチを散策しました。風も強かったので、打ち寄せる波の音も激しいですが、なんとなく眺めていても飽きない冬の海。夏季にはこのビーチがパラソルとデッキチェアで埋まり、多くの人々で混み合います。なんだか夏を思い出せないくらい、全く雰囲気の違う風景です。

 フィッシュタヴェルナの外では、駐車場係りのおじいさんに数匹の猫がじゃれていました。

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 この日は大きな魚をオーダーしたので、ちょっと割高になりましたが、ひとりあたり35ユーロでした。アテネ北東の海岸線をドライブする際、立ち寄るのにいいタヴェルナです。

★ΨΑΡΟΤΑΒΕΡΝΑ  Ο  ΖΟΥΜΠΕΡΗΣ (プサロタヴェルナ・オ・ズベリス)

住所 : Παραλία Ζούμπερι  (パラリア ズベリ)

TEL : 229 409 6866

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