メガロ・ムシキスの庭園で野外コンサート

公開日 : 2012年07月28日
最終更新 :

 昨日、金曜日の夜、メガロ・ムシキス(アテネ・コンサートホール)の庭園で開催された野外コンサートに行ってきました。昨夜27日はディミトゥリス・カランズィス率いるクインテットによるマノス・ハジダキスの楽曲をジャズアレンジしたコンサート。マノス・ハジダキスは名画『日曜はダメよ』の音楽などで世界的に有名なギリシャ人の作曲家です。入場料はたった5ユーロでしたが、2時間以上も演奏してくれて、とても大満足なコンサートでした。 

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 夏季、ギリシャではコンサートや演劇は野外劇場がメイン。メガロ・ムシキスなどの屋内ホールは閉められていることが多くなります。よってメガロ・ムシキスの広大な庭園に野外ステージを設置し、7月の13、20、27日と3週間にわたって、金曜日の夜に「音楽の夜」として企画されたものです。

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 毎日、40度前後の真夏日が続くアテネですが、夜は気温がさがり、涼しくなることが多いです。ホールの建物の裏に緑溢れる広い敷地の庭園があり、爽やかな風が吹きぬけていました。メガロ・ムシキスには何度も来ていますが、庭園はゆっくり歩いたことがなかったです。コンサート前に咲き乱れる花壇の花々を眺めながら、遊歩道をお散歩しました。

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 開演は21時、野外ステージが組まれ、その前の芝生に思い思いに座って聴く野外音楽フェスのようなスタイルなので、いい場所の確保のために20時くらいには入りましたが、既にかなりの人が舞台の前に陣取っていました。21時前後になるどんどん人が入ってきて予想以上の混雑状態に...。芝生の上で体育座り(笑)をしてましたが、どんどん窮屈になってきて、あまり体が動かせず、お尻が痛くなりました^^;

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 このジャズ・バンドはギリシャの音楽界では人気が高く、リーダーでピアニストのディミトゥリス・カランズィスさんやサックス奏者のタキス・ぺテレリスさんは有名な作曲家でもあります。私もこのクインテットが好きでマノス・ハジダキスのジャズ・トリビュートのCDも持っていますが、アテネ市内の主要ホールなどで開催されるコンサートのチケットは通常50~60ユーロくらい。入場料5ユーロはすごくお得気分です。ΜΙΑ ΠΟΛΗ ΜΑΓΙΚΗ(A MAGICAL CITY) 、ΘΑΛΑΣΣΑ ΠΛΑΤΕΙΑ(WIDE-OPEN SEA)など好きな曲も多く演奏されました。

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 ぺテレリスさん(画像左上)は普段のコンサートではちょっとピリピリしていることが多いアーティストですが、この日はアドリブも多く、とても演奏を楽しんでいる様子が伝わってきました。トランペットのアンドレアス・ポリゾゴプロスさん(画像左上)も情熱的で素敵な演奏でした。毎週、異なるプログラムだったので3回とも行けばよかったかも~と思えるほどの充実ぶりでした。ここ数年、庭園でこのようなコンサートが夏季に開催されているらしいので、ぜひ来年も足を運ぼうと思いました♪

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