TiriTiri Matangi Island
寒波で雪やら雹やら、、だった日々もつかの間、
すっかり春らしいオークランドです。
先週末は気持ちよく晴れていたので、
オークランドからフェリーで80分、
Tiritiri Matangi Islandへ行ってきました。
野鳥の楽園と言われ、鳥好きにはたまらない魅力ある島と聞いていましたが、
なるほど、島を歩き始めると、鳥の歌声CDを聞いているかのよう。
北島の森は、シルバーファーンというシダ類があって、
見え目が少し南国風なのですが、その景色の中で聴こえてくる
なんとも不思議な鳥の歌声が、
森歩きをさらに楽しいものにしてくれているように感じます。
鳥の声を聞きたいかたはこちらから
フェリーは往復66ドル、1時間ほどのボランティアガイドツアーが5ドル。
ボランティアガイドツアーはお勧めです。
フェリー乗り場から灯台のある場所まで歩きながら、
途中にある植物、出会う鳥、この島のなりたちまで
いろいろ説明をしてくれます。
船を降りると、こんな風に代表の人が説明をしてくれて、
7~8人ずつほどのグループに分けられ、ガイドさんがつきます。
フェリー乗り場すぐの場所には、ペンギンの巣があります。
8月は出産シーズンとのことで、
卵を抱き抱えるペンギンを観ることが出来ました。
人工的に作った巣の上にガラス窓があり、
卵を抱いている様子を観ることができるのです。
(フラッシュなしを条件に撮影させてもらいました)
森に覆われた、鳥の楽園であるこの島も、1984年までは
酪農が行われていたため、一部の傾斜の激しい場所以外は、
一面、木のない牧草地でした。
1984年から94年の10年間の間に、
何千ものボランティア達により28万本の植林をしたとのこと。
外から持ってきた種ではなく、この島に元々あった種を土から探しだし、
苗を育て、植えたそうです。単に植えていっただけでなく、絶滅の可能性のある
鳥たちを連れてくることをふまえ、それぞれの鳥の習性、鳥同士のなわばりなど
専門家の知識を寄せ集め、何処にどのように、どの木を植えたらいいのかを
考えながら、作っていったとのこと。
今では、30年前までは何もなかったと思えぬほど、
緑豊かな森に覆われた島になっています。
自然は取り戻すことができる、という素晴らしい実現例だと思いました。
つづく
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