TiriTiri Matangi Island

公開日 : 2011年08月23日
最終更新 :

寒波で雪やら雹やら、、だった日々もつかの間、

すっかり春らしいオークランドです。

先週末は気持ちよく晴れていたので、

オークランドからフェリーで80分、

Tiritiri Matangi Islandへ行ってきました。

nzpegion.jpg

野鳥の楽園と言われ、鳥好きにはたまらない魅力ある島と聞いていましたが、

なるほど、島を歩き始めると、鳥の歌声CDを聞いているかのよう。

北島の森は、シルバーファーンというシダ類があって、

見え目が少し南国風なのですが、その景色の中で聴こえてくる

なんとも不思議な鳥の歌声が、

森歩きをさらに楽しいものにしてくれているように感じます。

鳥の声を聞きたいかたはこちらから

フェリーは往復66ドル、1時間ほどのボランティアガイドツアーが5ドル。

ボランティアガイドツアーはお勧めです。

フェリー乗り場から灯台のある場所まで歩きながら、

途中にある植物、出会う鳥、この島のなりたちまで

いろいろ説明をしてくれます。

船を降りると、こんな風に代表の人が説明をしてくれて、

7~8人ずつほどのグループに分けられ、ガイドさんがつきます。

guide.jpg

フェリー乗り場すぐの場所には、ペンギンの巣があります。

penguin.jpg

8月は出産シーズンとのことで、

卵を抱き抱えるペンギンを観ることが出来ました。

人工的に作った巣の上にガラス窓があり、

卵を抱いている様子を観ることができるのです。

(フラッシュなしを条件に撮影させてもらいました)

penguin2.jpg

森に覆われた、鳥の楽園であるこの島も、1984年までは

酪農が行われていたため、一部の傾斜の激しい場所以外は、

一面、木のない牧草地でした。

1984年から94年の10年間の間に、

何千ものボランティア達により28万本の植林をしたとのこと。

外から持ってきた種ではなく、この島に元々あった種を土から探しだし、

苗を育て、植えたそうです。単に植えていっただけでなく、絶滅の可能性のある

鳥たちを連れてくることをふまえ、それぞれの鳥の習性、鳥同士のなわばりなど

専門家の知識を寄せ集め、何処にどのように、どの木を植えたらいいのかを

考えながら、作っていったとのこと。

今では、30年前までは何もなかったと思えぬほど、

緑豊かな森に覆われた島になっています。

自然は取り戻すことができる、という素晴らしい実現例だと思いました。

つづく

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。