オークランドの秋の味覚 フィジョア

公開日 : 2017年03月28日
最終更新 :
筆者 : Keiko

今週末でサマータイムが終わり、いよいよ秋本番のオークランド。街路樹や庭木も少しずつ紅葉を始めました。だんだん日が短くなり、どんよりとした曇り空の日も増えてきて、冬を目の前にちょっと憂鬱な気持ちになりがちなこの時期ですが、季節限定の美味しいお楽しみもあります。それは、フィジョア(Feijoa)というフルーツ。この時期約1か月ほどしか食べられない、まさに秋限定の味覚です。

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南米原産の常緑樹、フィジョアは丈夫で育てやすく、生育条件がオークランドの気候とぴったり合うため、多くの家庭や公園などで庭木や垣根として植えられています。

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収穫の季節がかなり限定されていて一気に実り、また収穫後はあまり日持ちがしないフルーツなので、この季節になるとあちこちで「フィジョア要らない?」と聞かれたり、道端で子供たちが自宅の庭でとれたフィジョアを売る光景が見られるようになります。

そのお味はと言えば、パイナップルのようなバナナのような、はたまたちょっぴりグアバのような、なんとも説明しがたいトロピカルな味わい。また後味にちょっぴりシュワッとするような不思議な刺激もあり、もうこれはフィジョア味!というしかありません。栄養的にも優れ、フィジョア3個で一日のビタミンC必要量をとることができるそうです。

熟した後は傷みやすいので、各家庭では果肉を冷凍しておいて、デザート作りなどに利用することが多いようです。また、1年中フィジョア味が楽しめる、様々な加工品も生産されています。フレッシュな味わいをそのまま生かしたジュースやアイスクリームの他、チョコレートなどのスイーツやジャム、チャツネ、フィジョア風味のフルーツティーなど、スーパーでもその独特な香りが生かされた、様々なフィジョア製品が並んでいます。ティーやスイーツは、NZらしいお土産として、珍しがられること請け合いですよ。

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様々なフェイジョア加工品がある中の私の一押しは、オークランド郊外でオーガニックフィジョアの栽培から商品の生産販売まで行っている、オーガニックフィジョアのワイナリ-、ロスロリアンワイナリー(Lothlorien Winery)のフィジョアワインです。フィジョアの爽やかな香りが生きたこのワイン、ドライな味わいがNZ産の魚介類にもぴったり合います。スパークリングとスティル、お好みの方をキーンと冷やしてお食事と一緒にどうぞ。

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秋のニュージーランドにいらしたら、この時期しか食べられない生のフィジョアとともに、様々なフィジョア商品を味わってみてはいかがでしょうか。

Lothlorien Winery

1227 Ahuroa Road, RD1,Warkworth, 0981

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