バリ人の葬儀/ガベン1
テジャクラのガベンについて
ガベンを行ったのは昨年のことでした。本当はガベンの後にすぐ次の行程を
行ってもよいそうですが、今回は大勢の人との合同儀式でしたので、準備
にも時間がかかり、ガベン後の行程は1年後の2009年8月となりました。
2008年3月30日の未明に亡くなった義理のお父さんのガベン(お葬式)
の日がついにやってきました。10日間前くらいから田舎に帰って
準備する家族達。2008年7月19日のガベン当日はクライマックスと
いうわけです。ヒンドゥー教のお葬式のことなんて、なにがなんだか
サッパリわからないワタシですが、見たコトをそのまま実況中継する
しかないですね。
18日の夕方にテジャクラに到着して、マンディーして着替えたら、
ムラジャン(一族のお寺)のふもとの会場に直行。
夜まで時を過ごしました。
時間的に何時までいなくてはいけないとかの決まりはないそうです。
気持ちでずっと死者の側に居続ける。
日本で言ったら「お通夜」みたいなものでしょうか。
翌朝は6時に早起きしてマンディー。
7時には会場に到着して準備が整うのを待っていました。
結局お供え等を配り始めたのは午前9時。
全ての人がメインストリートに集合して、行列が行進を始めたのは午前10時。
ビーチに全ての行列が到着したのが午後12時30分。
そしてガベンが終わったのは夕方の5時でした。
いや〜〜バリ人にとって人生最大の儀式とは聞いていましたが、
やはりすごかったです。
ワダー(WADAH)遺体運搬用の塔型棺
もっと背が高いものはバデ(BADE) とも言うらしいです
昔は階級によって呼び方を使い分けていたみたいですね
ジャンガワリ(JANGGA WARI)プスパを置くための台
灰になった骨片(シンボル)の一部を、家族が石臼ですりつぶし、
プスパ(puspa)と呼ばれる椰子の若い実でつくられた容器に納める
ルンブー(LEMBU)遺体火葬用の黒牛型棺
総称してプトゥランガン(Petulangan) と呼ばれる
黒牛型棺は貴族階級が使っていたそう
今回、二台用意されたのは男性用と女性用だそうです
ムラジャンという一族のお寺のふもとに設置された
スカー(SEKAH) という死者の魂のシンボル
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