ボロブドゥールツアーは見合わせです

公開日 : 2010年11月06日
最終更新 :

インドネシアのジャワ島にあるムラピ山が噴火を続けており、5日午後に

ジョグジャカルタ空港が閉鎖され、バリ島からのボロブドゥールツアーも

中止になっています。

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ムラピ山(インドネシア語: Gunung Merapi)は、インドネシアジャワ島中央部の火山。

インドネシアでも最も活動的な火山で、ほぼ1年中噴煙を上げ、1548年以来68回噴火

をしています。ムラピ山の名前は「火の山」の意味です。

地質学的調査から、爆発は40万年前から始まり、1万年前から活発になったとされる。

安山岩質の溶岩ドームが崩落する際に火砕流を起こすことで知られ、メラピ型火砕流と

呼ばれるそうです。

ムラピ山はジョクジャカルタに非常に近く(約30km南)、標高1,700mの地点に村があり、

火山の中腹には数千人が居住している。ムラピ山は噴火被害の危険性から、

国際火山学地球内部化学会から特定16火山 (Decade Volcanoes) に指定されていました。

2010年10月26日、大噴火を起こして火砕流が村を直撃し、29人が死亡。

守護神とされて、今までの避難指示に対し「大丈夫」と言い続けたマリジャン氏(83歳)が

火砕流で死亡し、住民に動揺が広がりました。守り神的な存在とはいえ、人間ですから

非常事態でなぜ逃げなかったのかと思いますが任されている以上は自分が逃げるわけには

いかないということだったらしいです。

以下朝日新聞からの抜粋----

火口近くに住み、山の精霊へささげる儀式や祈りを取り仕切っていた同氏は、

26日の噴火の際にも「自宅で祈り続ける」と避難を拒否。その亡きがらが、

ひれ伏して祈りをささげた姿のままだったという「伝説」が広がり、

「山の怒りを静められる人がいなくなった」と人々の不安が高まっている。

大きな噴火のたびにパニック状態に陥ったり、気を失ったりする人々で

大騒ぎになっているという。

----以上

11月4日深夜~11月5日、またしても大爆発が起こり、火砕流が13km以上下り、

噴火音は20km先まで聞こえたそうです。。18km離れたアルゴムルヨ村などの

64人が死亡、今回の一連の爆発の死者は合計122人、避難者は約15万人となりました。

ジョクジャカルタ空港は5日午前閉鎖。

約25km西にある世界遺産のボロブドゥール遺跡にも降灰があり、これまで何度も清掃を

して観光客の受け入れはしてきましたが、この状態だと予断を許さないので当分は

ボロブドゥールツアーは見合わせることになりそうです。

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