釜戸

公開日 : 2011年10月05日
最終更新 :

週末は田舎のテジャクラに帰りました。

地図で見ると一番てっぺんの北がテジャクラです。

観光のお客様も全く来ない、手つかずの田舎。ザ・イナカです。

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以前は電化製品もほとんどありませんでしたが、ここ数年で冷蔵庫が

やや普及しました。10年前は冷えたビールを飲むにも一苦労。

コップに氷を入れられたこともありました。

昔懐かしい釜戸がまだ使われている実家です。

ほとんどの家は灯油を使ったコンポル・ミニャックや、LPGガスを取り替えて

使うコンポルガスが主流です。釜戸を使い続けている家は、田舎でさえ

少なくなってきました。

大勢が集まる儀式の時は、この釜戸が大活躍します。薪を燃やして

火を絶やさずに、一日中料理をしますが、三つの穴が開いていて

同時に三つの料理が出来るというわけです。

中央ではお米を炊いて、左では油を揚げ、右ではスープを作って、

という具合。

釜戸から立ち上がる煙で台所の天井は真っ黒です。

でも、お母さんはこの台所を取り壊してキレイにしようとはしません。

真っ黒なススが歴史と想い出だからなんですって。

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