バリ島で卵の生食はNG

公開日 : 2014年11月23日
最終更新 :

日本では当たり前に出来た事がバリ島ではそうではないことも沢山あります。

特に注意したいのは、衛生面や健康に関する事。

日本のように水道水をそのまま飲んではいけないことはご存知だと思いますが、

もう一つ。バリ島では卵の生食が危険だということを知っていましたか?

日本人は熱々ご飯と生卵の組み合わせが大好きですよね。

日本での食品衛生上の安全管理の上に成り立っているからできるようです。

さて、日本で生で卵を食べられるのはどうしてでしょうか?

まずは鮮度について

見た目に黄身が盛り上がり、張りがある状態が見分け方の目安だそうです。

白身は透明で色の濁りがないことも参考になります。

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新鮮ならば生食でも大丈夫なのでしょうか?

答えはやっぱりNGです。

食中毒の原因はサルモネラ菌ですが、鶏は総合排泄口とも呼ばれる

人間で言えば肛門から産卵されます。

日本ではもう見る事はないかもしれませんが、バリ島で販売されている

卵には糞尿が付着しているものがあります。

日本では次亜塩素酸ソーダ(希釈したもの)やオゾン水などで洗浄して

雑菌を排除しているそうです。

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スーパーで売られている卵については、サルモネラ菌を除去した表示が

ついているものもあります。ただし、生食がオッケーとは書いてありません。

食品衛生局からののコメントです。

1. Telur ayam tidak disarankan untuk dimakan dalam keadaan mentah, karena di dalam telur mentah terdapat bakteri yang dikenal sebagai Salmonella enteritidis. Bakteri tersebut dapat menyebabkan timbulnya beberapa penyakit.

from Tim ULPK BBPOM di Denpasar

日本語訳:鶏の卵、生卵のように、その生の状態で食べられることが推奨されていません。

原因はサルモネラ腸炎と呼ばれる細菌です。

細菌はいくつかの疾患を引き起こす可能性があります。

日本の厚生労働省からの情報です。

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バリ島ではアヤム・カンプン(地鶏)ならば、生食大丈夫と現地の人も

言いますが、状況は同じです。新鮮が良いということだけでは、サルモネラ菌が

付着していないとうことにはならないそうです。

考えてみれば、同じ鶏なのだから、当たり前ですね。

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スーパーなどで日付が入った卵が売られています、賞味期限内なのに

割ってみると腐っていることもしばしば。これは筆者が想像するに温度管理が

きちんとされていないからかと思います。

店頭に並ぶまでの配送途中、ちゃんと冷蔵機能がある車で運んでいるのでしょうか?

あるいは店頭に並んだ卵、昼間は冷房が効いていますが、夜中もずっと店内の

冷房はつけたままなのでしょうか?

卵の鮮度と温度の関係は日本卵業協会の表で確認することができます。

バリ島では炎天下、オートバイや車の荷台などで卵を運ぶ光景はしばしば目にします。

さらにバリ島は鳥インフルエンザに感染した家畜類が発見され、感染患者の死亡も

確認されている地域です。最近は鳥インフルエンザの話題も下火になりましたが、

絶滅をしたわけではないと思うので、やはり注意が必要です。

これについては、とてもわかりやすいサイトを見つけたので、リンクしておきます。

筆者などは丈夫な胃腸をもっているので、ちょっとのことではお腹を壊しません。

大人は自己責任で生で食べるのも、本人次第ですが、

抵抗力の弱い子供や老人が知らずに食べて食中毒になってしまうのは怖いですよね。

外国では自分の健康管理は責任を持って自分で管理すること。

そのための知識も必要だと思います。

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