生き抜いた田舎のおじいさん
今日は筆者の個人的な話ですいません。
でも、ちょっとイイ話なのでおつき合いください。
先日夫の田舎の親戚のおじいさんが亡くなりました。
いつも冗談ばかり言って、周囲を笑わせていたおじいさんです。
写真の一番左の男性が生前の笑顔の写真です。
酒もタバコも大好きで、ゼイゼイと咳をしながらもヘビースモーカーでした。
4人の息子のうち、長男と末っ子が結婚し、長男は男の子をもうけ、
先日は末っ子も男の子を授かり、その子供(孫)の三ヶ月の儀式があったばかり。
その儀式を終えて、おじいさんは旅だっていきました。
儀式が終わった翌日、親戚のおばさんに
「ワシはもう疲れた、デンパサールの子供や親戚によろしく言ってくれ」と
言付けたそうです。いつもの冗談かと思っおばさん。
以前からおじいさんは「充分に生きたから、もう早く死にたい」なんて大真面目に
しかも笑顔で言って周りを笑わせていました。
でも、今回は本当で、その翌朝に息を引き取ったそうです。
寂しいけど、おじいさんがこの世に未練を残す事もなく、充分に生きて、
満足して旅立ったのがわかりました。
バリ島は子供を育てやすいところだと思っていますが、お年寄りにとっても
家族と一緒に過ごし、共に生きるには最適な環境だと思っています。
儀式などを執り行うのは大変ですが、お年寄りも自分が出来る力で
様々な仕事を手伝います。疎外感などを感じる暇はないでしょうね。
これから先、バリ島で残りの人生を過ごしますが、自分も最後は充分に
生きた!と思いたいものです。
情報提供 by スカスカ・バリ
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