家を修繕した後も儀式
我が家は一年中ヒンドゥー教の行事がたくさんあります。
人間が対象のものもたくさんありますが、新しい車や家を持った時も儀式が必要です。
家を建てた時に大きな儀式、そして家を修繕した時も儀式を行うのですが、
今回はパグルウェシの日に、そういった儀式を執り行うのに丁度良い日ということで、
田舎からお坊さんを呼んで大きな儀式を執り行いました。
大きな儀式には豚の丸焼きが必要です。
デンパサールでは豚を焼く場所はないので、田舎で作って持ってきてもらいました。
田舎で軽トラックを持っている親戚がいるので、こういう時は何かと手伝いをしてくれます。
筆者はあんまり詳しくないのですが、新たに土地に建物を作った場合、
土地の鬼にお供えを捧げるらしいのです。
本当は先にこれを済ます必要があるらしいですが、便宜上、出来てから掘っておいた
穴にお供えを埋めました。
修繕した建物などの儀式を終え、豚の丸焼きはあっという間に解体されて
油で揚げて美味しそう。ラワールなども作ってバビグリンが出来上がります。
出来立ての料理を皆でいただくのですが、
豚を使った料理は、筆者は有名なワルンで食べるよりも何よりも一番美味しいと思っています。
豚の旨味が染み出たスープ、豚肉をカリッと揚げたもの、新鮮なラワール。
美味しすぎるので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
儀式の時は親戚が集まって、あれこれ手伝ってくれます。
本当にありがたいですね。日々過ごしていると忘れがちですが、
家族が仲が良く、皆に守られている感覚、これこそがバリ島が大好きな
理由だったと気が付かされます。
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