【アメリカ・くらし歳時記】ハロウィンのおばけカボチャを作ってみました

公開日 : 2021年10月23日
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アメリカの秋、10月~12月は、州を問わずアメリカの「風習・習慣」を最も楽しめる3ヵ月です。10月末のハロウィン、11月の感謝祭、そして12月のクリスマス(ハヌカー、クワンザを祝う家庭もある)と毎月イベント続きなので、アメリカの暮らしの中では一年で最も彩り豊かな3ヵ月になります。今回はハロウィンのおばけカボチャを手作りしてみました。

9月まで時折残暑の厳しかった日々から一転、朝晩の冷え込みが急に厳しくなるメリーランド州の10月。木々も一気に紅葉が進みます。


今でこそハロウィンは日本でも広く浸透してきたお祭りですが、私が初めて渡米した30数年前は、日本でのなじみが薄く、私自身も「ハロウィン=ハロー・ウィン?」と勘違いしていたことも。


秋の新学期が始まってひと段落つく9月下旬頃から、店頭にハロウィン関連のグッズやお菓子が並び始めます。郊外の住宅地では、玄関周辺や前庭に大掛かりなハロウィン用の装飾もお目見えします。


ハロウィン当日の10月31日の夜は、トリックオアトリートで仮装した子供たちが近所の家々を訪ねてお菓子をもらうという楽しいイベントですが、地域によって週末の日中に実施したり、訪問できる時間帯を制限したり、保護者の同伴を必須とするなど、近年安全対策にはかなり注意を払っています。


ハロウィンの代表的な飾りである、ジャック・オー・ランタン(Jack-O-Lantern)は、オレンジ色の大きなカボチャをくりぬき、簡単な目や口のついた顔に仕上げ、ランタンにして外に飾るものです。
お店でも多種多彩なハロウィンの飾りを売っていますが、今年はすべて手作りでやってみました。


ジャック・オー・ランタンに使うオレンジ色のカボチャは、ベジタブル・スタンドで$8にて購入。

今回使うのは、直径25cm、高さ約27cmの大きなカボチャです。ちなみに、このカボチャは食べられるそうですが、実の方はあまり味がしないそうで、もっぱら飾り用に販売されています。

マジックで軽く下書きをしてから、ナイフでくりぬいてきます。子供用にランタン作り向けの安全ナイフのセットも売られています。今回はギザギザのついたステーキナイフで作業してみました。
大きさの割に、中はけっこう空洞があります。外皮はつるつるして硬さがありますが、思ったよりナイフの通りはいいです。

ヘタの部分をまずは切り取り、中の種と繊維質の部分を取り除きます。種は乾燥した後オーブンで煎ると、ビールのおつまみになります。

へらなどを使って、中をきれいに掃除したら、目や口の部分を切り抜きます。

完成しました!

中にティーキャンドルを入れてみます。
暗闇の中にカボチャのお化けの顔が浮かび上がりました。

その後、玄関前に夜通し置いていたら、翌日アリにたかられてしまったので、ハロウィン当日までラップに包んで虫の侵入を防ぐことにしました。天候によりますが、ハロウィン直前に作るのがベストなようです。


カボチャをくり抜くのが面倒・大変という場合は、表面に直接アクリル絵の具で絵を描いても十分楽しめます。

【おまけに作ってみました】

おばけカボチャのほかにこんな飾りも作ってみました。ハッピーハロウィン!

ベニヤ板に書いたお化け
ベニヤ板に書いたお化け
折り紙と切り紙で吊るすデコレーション
折り紙と切り紙で吊るすデコレーション

筆者

アメリカ・メリーランド州特派員

ベスト加島 聡子

神奈川県出身で、在米20数年になります。現在メリーランド州北東部の町で、家庭菜園とクラフトアートを楽しんでおります。

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