【サクラガサイタヨ】ワシントンDCとボルチモアからの桜だより

公開日 : 2022年03月27日
最終更新 :

桜は老若男女問わず、また国籍や文化も問わず多くの人々に愛される春の花です。ワシントンDCでは例年より約10日早く、2022年3月21日から満開、ボルチモアエリアでも3月25日から満開になるというニュースを受け、駆け足で桜見物に行ってきました。

ボルチモア・フォートマクヘンリーの桜
ボルチモア・フォートマクヘンリーの桜

■圧巻の桜の名所・タイダルベイスン

タイダルベイスン Tidal Basin(もともとはポトマック川の調整池として作られた)の桜は、今から210年前の1912年に、当時の東京市から12種3020本の桜 が寄贈されました。その後も定期的に植樹が追加され、現在では3800本以上の桜が、池のほとりだけでなく、ナショナルモール National Mallのワシントン記念塔 Washington Monumentの周囲にも植えられており、ワシントンDCの『顔』として、世界中からの観光客を魅了しています。桜が満開の時期は、タイダルベイスンだけでなく、DCのオフィス街の街路樹の桜や、以前住んでいたバージニア州アーリントンでも住宅地のあちらこちらで桜を楽しむことができました。

ワシントンDC・タイダルベイスンの桜
ワシントンDC・タイダルベイスンの桜
ワシントンDCのワシントン記念塔と桜
ワシントンDCのワシントン記念塔と桜
桜祭り期間中の市内巡回バスも『桜』仕様に
桜祭り期間中の市内巡回バスも『桜』仕様に

ワシントンDCでは、3年ぶりに全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)の各種イベントが復活、恒例のストリート・フェスティバル Sakura Matsuri も4月9日(土)~4月10日(日)に、初の二日間連続で開催予定です。

■ボルチモア市内で桜を探す

一方、ボルチモアでも桜は見られるのでしょうか。規模は小さいですが、ダウンタウンでもところどころに植えられた桜を鑑賞できます。カムデンヤードの一角、インナーハーバーのサイエンスセンターの裏、ボルチモア・ワシントンモニュメントなどで桜を発見できました。まだ小さな若木でも薄桃色の花をつけた桜の木を見ると心が和みます。

カムデン・ヤードの桜
カムデン・ヤードの桜
ボルチモアのサイエンス・センター近くの桜
ボルチモアのサイエンス・センター近くの桜
ボルチモアのワシントン・モニュメント近くの桜
ボルチモアのワシントン・モニュメント近くの桜

■ボルチモアでのおすすめはフォート・マクヘンリー(マクヘンリー砦)

桜並木としてボルチモアで見るなら、フォート・マクヘンリー Ft. McHenryの敷地の一角にあります。ここからは、インナーハーバー Inner Harborに通じるパタプスコ川 Patapsco Riverの河畔を望みながら花見を楽しむことができます(注:アメリカの多くの州では、公共の場所での飲酒は違法となっていますので、日本式の花見宴会はできません。)

フォート・マクヘンリーの桜並木
フォート・マクヘンリーの桜並木

筆者

アメリカ・メリーランド州特派員

ベスト加島 聡子

神奈川県出身で、在米20数年になります。現在メリーランド州北東部の町で、家庭菜園とクラフトアートを楽しんでおります。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。