暑期限定、タイの宮廷料理「カオチェー」

公開日 : 2012年05月10日
最終更新 :

今年はとくに暑かった暑期も終盤にさしかかったところで先日たまたま見つけたのが、夏の風物詩「カオチェー」。

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カオチェーは固めに炊いたご飯に、氷と清涼感のあるジャスミンウォーターをかけたタイの冷やし茶漬けのようなもの。暑さで食欲が減退する時期(タイ正月=ソンクラーンの季節)に少しでも食欲が出るようにと考案された宮廷料理で、19世紀、ラマ5世の時代に広まったとされています。

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佃煮のように甘辛く味付けされた魚や大根などと一緒にいただきます。また浮かんでいるジャスミンの花も食べる事もできます。

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カオチェー自体は、好き嫌いがはっきりと分かれる個性的な味。初めて食べる方はジャスミンの香りの強さに驚くはず。

季節限定の宮廷料理ということもあり、4月前後は高級ホテルや高級レストランで食べる事ができますが、普段街中で見かける事はありません。この日はシャム王国の伝統をテーマにしたイベントで素朴なカオチェーを発見しました。このとっても風流なお料理、レストランではバラの花を浮かべたり、カービングを施した野菜を付け合わせにしたりと、もっと優雅で目でも楽しめるようになっていますよ。

季節外れな時期に試してみたいという方にはタイレストラン「Lai Rot」がお勧め。ここのロイヤルレシピを使ったカオチェーはグルメなタイ人にとても有名。「カオチェー・ワーン」は一人前200B。

■Lai Rot (ラーイロット)

■住所:120/4 Sukhumvit Soi49, BKK 10110

■電話:02-391-3193

■営業時間:11:00〜21:00 (※月曜日は15:00まで)

■アクセス:BTSプロンポン駅下車。スクンビット通り奇数側(エンポリアムと反対側)に降り、タクシーに乗る。サミティベート病院の向かい。

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