白い地獄寺、ワット・ロンクン(wat rong khun)でセーラームーンにびっくり。<チェンライの旅4>
真っ白いお寺で有名なチェンライの人気観光スポット、ワット・ロンクン(Wat Rong Khun)を紹介します。チェンライの街の中心地から約12km、チェンマイに続く道を車で20分程進んだ所にあるワット・ロンクンはタイ人の有名アーティスト、チャルーンチャイ・コーシピパット(Chalermchai Kositpipat)によって1997年に作られました。
建設費用などは全て本人の私財と来場者などからの寄付、また敷地内のギャラリーでの物販による収益などで賄われており、常に拡張工事が行われています。完成におよそ90年かかる計画だそうで、アーティストの死後、アンコールワットやタージマハルのように世界中の人々が訪れる場所になって欲しいとの願いがあるとのこと。
この寺はタイ語でWat Kao(白いお寺)、英語ではWhite Templeとも呼ばれているように、この寺院の建物は真っ白。装飾には鏡などが使われており、とても明るい印象のお寺です。
絵馬のようなシルバーの短冊(絵馬?)は20B。
一般的にタイの寺院で多く使用されている金色(ゴールド)なのですが、ここでは金色は邪悪な欲求を持つ人に似合う色とされています。一面金色の超豪華なトイレはアーティストによる皮肉ですね。
真っ白いお寺は遠目から見るととても奇麗なのですが、細かい装飾など、よく見ると地獄がテーマになっています。絵になるスポットもいっぱいなので、あまり広くないのですがじっくり見て回るには1時間以上必要です。
最後に。悪魔の口の中に入った所が本堂なのですが、そこの壁を見てびっくり。
真っ赤な地獄絵の中に、著作権をまるっと無視したあらゆるヒーローやアイコンが描かれています。ざっと見つけただけでも、以下の通り。
マイケル・ジャクソン、トランスフォーマー、 マトリックス、スパイダーマン、スーパーマン、ハリー・ポッター、カンフー・パンダ、アングリーバード。日本からはドラえもん、ウルトラマン、ハローキティー、セーラームーン(!!)など。タイ人の若者に人気のCONVERSEの靴なんて、すでに人でもキャラクターでも無いものまで。。。
ただし人々はヒーローが必要だけど、実際この世にヒーローなんていない。と説明にあるので、これらのキャラクターが神格化されている訳ではありません。
実際のところ、仏教徒のタイ人にはお寺と見なされておらず、厳格さなどもありませんが、テーマパークとして、地獄寺として、芸術作品としてはかなり見応えがあるので、チェンライに訪れた際には是非立ち寄って見てください。壁画もまだまだ手が加えられており、訪れる度に新しい発見がありそうです。
■ワット•ロンクン(Wat Rong Khun/White Temple)
■住所:Pa O Don Chai Road, A. Muang, Chiang Rai, 57000
■電話:+66 (0) 5367 3579
■アクセス :チェンライ市街地の第一バスターミナルからトゥクトゥクで往復300B。7-8番のプラットフォーム発のバスに乗り途中下車も可、20B。
■営業時間: 境内は6:30AM〜6PM、敷地内のアートギャラリー 8AM〜5:30PM(月〜金)、8AM〜6:00PM(土日、祝日)。年中無休。
■入場料:無料(donation)
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