マスクなしで歩けない!?深刻化するバンコクの大気汚染。

公開日 : 2019年01月18日
最終更新 :

今、バンコクで一番の話題といえば、大気汚染。お正月休みが明け、いつもの通勤渋滞が始まった頃にPM2.5の濃度が安全基準値の倍になったということで、政府からも注意喚起が出されるようになり、SNSでは大気汚染の話題一色となっています。

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とは言っても、もちろん大気汚染は突然起こった話ではありません。雨が降らない乾期に空気が停滞することで悪化するとされており、昨シーズンの時点でも大気汚染(PM2.5の数値)は相当なものでした。数百メートルのビルが霞み、青くクリアな空なんて見えない!という日がほとんど。その頃から気管支が弱い人や不調を感じている人などは個人で対策を取っている人も多かったのですが、やはり今、一定レベルを超えたということで、「外出や屋外での行動は控えるように」「外出の際は、マスクを着用するように」と、改めて警告がでています。

PM2.5に対応したN95マスクはもちろん、普通のマスクも売り切れの店舗が続出。ブームだったマラソンやランニングを行う人も、すっかり見かけなくなりました......。一部の学校で休校も検討されているようです。

原因の一つが、近年のコンドミニアムやショッピングセンターの建築ラッシュ。街の至る所で古い建物の解体工事や建設が行われているのはもちろん、建築資材を運ぶ大型トラックの住宅街への乗り入れや、新規コンドミニアムの増加で交通量も増え、市内各所で渋滞が悪化しています。雨季のように、車がピタリと動かない状態になることも、今は日常茶飯事。(BTS・MRTも朝夕のラッシュ時はトランクを持ち込めない程混み合うので、空港への移動の際にはお気をつけください。)

屋外で長時間の観光を予定している方はマスクの持参を。そして、ぜんそくや気管支炎になりやすい方は、お薬の持参をお忘れなく。また、今、タイへのお土産をお考えの方は、日本製のマスクにすると喜ばれますよ!

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