【2021年】タイ・バンコクの「クリスマス装飾・イルミネーション」情報
サワディーカー。バンコク2特派員のぴっぴです。もうすぐクリスマスですね! 常夏のタイですが、「乾季」に突入したこの時期は1年のなかでもっとも涼しくて過ごしやすく、「寒い寒い」と長袖を着る人もよく見かけます。そして仏教国のタイもクリスマスシーズンになると、趣向を凝らしたツリーやきらびやかなイルミネーションで町が彩られるんです。
コロナ禍ではありますが、今年も例年通りバンコクのショッピングモールなどで、華やかなクリスマス装飾を楽しむことができます。心浮きたつフォトジェニックな「映えスポット」や、キラキラかわいい「クリスマスらしいもの」をたくさん見つけてきたので、みなさんにもタイのクリスマス気分を味わってもらうべく、その一部を紹介します♪
南国タイでは「クリスマス」と「お正月」を一緒に祝う?
バンコクでは毎年11月中旬くらいから、町なかでさまざまなツリーやイルミネーションを見かけるようになり、一気にクリスマスムードが高まります。しかし日本と大きく違うのは、年が明けても装飾が撤去されることなく、「そのまま」になっているということ。
翌年2月まで残っていることもあり、その期間はかなりアバウト。日本よりもずっと長いあいだ「クリスマス装飾」を楽しむことができます。これは「片づけ忘れた」というわけではなく、タイ人に「クリスマスとお正月はまとめて祝う」といった感覚があることが、ひとつの理由とされています。
タイのクリスマスでは一般的に、欧米のように家族そろってお祝いする習慣や、日本のように「チキンとケーキを食べよう!」といった習慣はありません。私のまわりのタイ人も「家にクリスマスツリーは飾らないし、特別な料理もとくに用意しないよ」と口をそろえて言ってました。
でも季節のイベントとして「ワクワクした気持ち」になるのは同じよう。「楽しいこと」や「お祭りごと」が大好きな国民性なので、町中の写真撮影スポットで友達や恋人、家族と楽しそうに写真を撮り合い、SNSにアップしている姿をあちこちで見かけます。
さぁ、それではその「映えスポット」を一緒にまわっていきましょう!
セントラル・ワールド・プラザ(Central World Plaza)
バンコクの「クリスマス映えスポット」として例年大注目されるのが、国内最大級のショッピングモール「セントラルワールド」前の広場に設置された、巨大クリスマスツリー。今年も高さ40mにもなるツリーと、テーマパークのようなユニークなオブジェが設置されました。
こちらは電飾の「お花畑」。
ドライアイスのような白い煙がモクモク噴きだす演出もあります。
自撮り好きなタイ人たちは、撮った写真をInstagramやFacebookなどの「SNS」にアップして楽しみます。
広場には屋台や露店なども多く出店しているので、立ち食いしながら「夜の散歩」を楽しむこともできますよ♪ デートにもぴったり。
モール7階の「食料品売り場」も、クリスマス装飾がとっても華やか。
メルヘンな「お菓子の家」や、ツリーやサンタの形をした「クッキー」など、かわいいものがたくさん販売されています。
「雪をうっすらかぶったトナカイさん」まで......なかなかよくできてますね!
最近タイではロボットの開発や利用が進んでいて、ショッピングモールでもロボットを見かける機会が増えているのですが......
この日もクリスマス仕様にデコレーションされたロボットが「クッキーや菓子パン」をたずさえ、店内をあちこち動き回っていました。通路のど真んなかを堂々とスイスイ進んでいくので、思いきり通行人の邪魔になっていましたが (笑)。
■Central World Palaza
・住所: 999/9 Rama 1 Rd.,Patumwan, Bangkok 10330 Thailand
・電話: +662-640-7000
・営業時間: 10:00~22:00(コロナのため要確認)
セントラル・チットロム(Central Chidlom)
老舗高級デパート「セントラル・チットロム」では、店内のあちこちにクリスマスツリーが設置され、そのすべてが「クルクル回転」しているのが遊び心満点で楽しい!
筆者イチオシは、4階に期間限定で特設された「クリスマスコーナー」。そのスペースはかなり広く、大小さまざまなクリスマスツリー、サンタの置きもの、色とりどりのオーナメント、キャンドル立て、美しい食器の数々がぎっしりと並んでいて、眺めるだけでワクワクしちゃいます。
お部屋の飾りつけグッズや、クリスマスディナー用のグラスや食器など、こちらで調達してみてはいかがでしょうか♪
■Central Chidlom
・住所: 1027 Phloen Chit Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
・電話: +662-793-7777
・営業時間: 11:00~20:00(コロナのため要確認)
サイアム・パラゴン(Siam Paragon)
BTSサイアム駅直結の高級デパート「サイアム・パラゴン」のツリーは、洗練されたしっとり「大人」な雰囲気。ホワイトを基調とし、淡いパープルやブルーに輝くツリーは、シンプルで品があります。
星形のオブジェやキラキラした電飾がほどこされたアーチは、かっこうの撮影スポット。
大勢の若者たちがアーチのなかで写真を撮りあって楽しむ様子が見られました。
■Siam Paragon
・住所: 991 Rama 1 Road, Pathumwan Bangkok 10330
・電話: +662-269-1000
・営業時間: 10:00~22:00(コロナのため要確認)
セントラル・エンバシー (Central Embassy)
今年の「セントラル・エンバシー」のツリーは、東京の建築事務所クライン・ダイサム・アーキテクツ(Klein Dytham Architecture)がデザインしました。真っ赤なホイルで包まれたプレゼントがデコレーションされた、モダンで美しいツリーです。
ツリーのそばには、何頭もの黄金に輝くトナカイたち。
このツリーの撮影スポットは2ヵ所あり、ひとつは地上から、もうひとつは「モールとBTSチットロムをつなぐスカイウォーク」からです。
■Central Embassy
・住所: 1031 Phloen Chit Rd, Pathum Wan District, Bangkok 10330
・電話: +662-119-7777
・営業時間: 10:00 - 22:00(コロナのため要確認)
エムクオーティエ (Emquartier)
BTSプロンポン駅に直結したモール「エムクオーティエ」前に設置されたツリー。今年は「ポップアート」のような現代的でコミカルなデザインが特徴です。カラフルでかわいいですよね。
ツリー中央にある、グリーンの「円に鳥の足跡を逆さま」にしたようなマークは、国際的にピースマーク(Peace symbol)。平和運動や反戦運動のシンボルとして世界中で使われているマークです。
■Emquatier
・住所: 693,695 Sukhumvit Road, Bangkok, Thailand 10110
・電話: +662-269-1000
・営業時間: 10:00~22:00(コロナのため要確認)
エンポリアム (Emporium)
エムクオーティエ向かいのモール「エンポリアム」の連絡通路のアーチには、きらきら光る「カラーミラーボール」が装飾されました。こちらにも「ピースマーク」があります。
「写真撮影スポット」として人気で、多くの人がアーチのなかでポーズを決めて写真を撮る様子を見かけました。
■Emporium
・住所: 622 Sukhumvit Road, Bangkok, Thailand 10110
・電話: +662-269-1000
・営業時間: 10:00~22:00(コロナのため要確認)
シンドーン・ケンピンスキー・ホテル・バンコク(Sindhorn Kempinski Hotel Bangkok)
5つ星ホテル「Sindhorn Kempinski Hotel Bangkok」の屋外にある庭園「Chevaa Garden」。ここは誰でもはいることができ、ホテルのロビー近くに設置されたシルバーに輝く美しいクリスマスツリーを見ることができます。
金銀のオーナメントやリボンが装飾され、高級感がありクラシカルなツリー。夜はあまり人もいないので、ゆっくりとリラックスして散策することができておすすめですよ♪
■Sindhorn Kempinski Hotel Bangkokの屋外緑地「Chervaa Garden」
住所: 80 Soi Ton Son, Lumphini, Pathum Wan District, Bangkok 10330
電話: +662-095-9999
営業時間: 6:00~24:00
まとめ
タイならではのユーモラスで大胆な発想を垣間見ることができる、タイのクリスマス。日本とはひと味違う「南国で過ごすクリスマス」も、なかなか新鮮で楽しいと思います♪
一般の旅行者が日本~タイ間を自由に行き来するには、まだハードルが高い状況ですが、今後のタイ旅行のプラン作りに、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。早く事態が収束しますように。それでは皆様、また次回の記事でお会いしましょう!
★補足★
タイ渡航に関して少しずつ規制緩和が進んでいたものの、ここにきて「オミクロン株」という新たな不安要素が現れ、先日アップした記事「【12月最新】隔離免除でタイ入国!準備物や出入国の手順をレポート(羽田空港編)」でお伝えしていた「隔離免除 TEST & GO」についても、12月21日~翌年1月4日までは「タイランドパスの新規受付が停止」という発表がなされてしまいました。
(※すでにタイランドパスのQRコードを取得済みまたは登録完了・申請中の方は、2回目の無料PCR検査が追加されるものの、隔離無し入国が可能とされています)
状況は随時変化しておりますので、渡航の際は各自で最新情報の確認をお願いいたします。現地在住者としても、心穏やかに新年を迎えることができることを願うばかりです。
筆者
タイ特派員
日向みく
バンコク在住ライター。中南米やアフリカ、中東を含む世界43ヵ国を訪れた旅好きです。
【記載内容について】
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