雨季にお薦め!バンコクでアクセス良好になった観光スポット ~チットロムエリア編

公開日 : 2018年07月23日
最終更新 :
筆者 : Taeko

タイ王国のバンコクは雨季に入っています。日本の梅雨や台風シーズンのように、1日中雨が降っているということはあまりありませんが、11月上旬位まで、時折激しい雨に遭うことが予想されます。

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今回は、降雨時に激しさの増す渋滞や道路の冠水をほとんど気にせず行くことのできる、チットロムエリアにある観光スポットとして、「恋愛の神様」と「学問・芸術・事業の神様」の祭られている祠※を中心にご紹介したいと思います。

※タイの祠については、前回の記事でご紹介しています。

近年、変貌を遂げ続けるバンコクを象徴するもののひとつとして、スカイウォーク(歩行者専用の空中通路)があります。バンコクの中心街をつなぐこのスカイウォークの延長工事が3億バーツ(日本円にして10億円以上)かけて進められ、「Bangkok's newest skywalk」と呼ばれるスカイウォークが誕生しています。2016年には、この延長工事の一環で「セントラル・ワールド」と「プラチナムファッションモール」をつなぐスカイウォークが完成し、普通の歩道を歩くより暑さと雨の影響等を受けにくく、激しい豪雨の際にはスカイウォークに隣接するショッピングエリアへの避難も容易になりました。このスカイウォークの途中にあるのが、今回ご紹介する祠です。

恋愛の神様「トリムルティ」

BTSチットロム駅1番出口、またはサイアム駅6番出口から、スカイウォークで、セントラル・ワールド広場を目指して歩いていくと、三人の神様が一体となった、恋愛の神様「プラ・トリムルティ」が祭られている祠(Trimurti Shrine/ศาลพระตรีมูรติ」があります。

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この祠では、「木曜の21時半に、赤い薔薇9本とお線香9本をお供えするとさらに効力がある」と言われています。私の知り合いでここでの参拝後に願いの叶った人もおり、ご利益満点のスポットではないかと思っています。

先月、訪問した時は、祠から一番近いスカイウォークへ上がる階段下の歩道で、参拝セットとして、お花(プラ・トリムルティには赤い薔薇、プラ・ガネーシャには黄色のマリーゴールド)とお線香、ロウソクのセットが販売されていました。先月確認しそびれてしまいましたが、約5年前は80バーツ(=約267円)※で販売されていました。お願い事のある方は一緒にお供えすると良いでしょう。

学問・芸術・事業の神様「ガネーシャ」

同セントラル・ワールド広場(伊勢丹前)内にある恋愛の神様「トリムルティ」の隣には、学問・芸術・事業の神様「プラ・ガネーシャ(別名:プラ・ピカネー)」が祭られている祠(Ganesha Shrine/ศาลพระพิฆเณศ เซ็นทรัลเวิลด์)があります。

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ガネーシャは、ヒンドゥー教の代表的な神様で、ヒンドゥー教で最も崇拝されている「シヴァ神」(破壊の神)の息子です。太鼓腹の人間の体に、片方の牙が折れた象の頭を持つ、象頭人身像の神様で、4本の腕を持っています。障害を取り除き、財産や成功をもたらすと考えられており、学問・芸術・事業の神様とされています。

試験や受験前の合格祈願の機会のある方は、ここで参拝してみてはいかがでしょう。

恋愛の神様「トリムルティ」及び学問・芸術・事業の神「ガネーシャ」への行き方

住所:CentralWorld Square (in front of ISETAN), 999/9 Rajdamri Road, Patumwan, Bangkok, 10330, Thailand.

Rajadamri Rd., Patumwan, Bangkok 10330

アクセス:BTSチットロム(Chit Lom)駅(1番出口)とサイアム(Siam)駅(6番出口)の間に位置し、両駅から徒歩約5分。「セントラル・ワールド」(ホームページ)及び「バンコク伊勢丹」(ホームページ)前。

入場料: 無料

買い物天国のチットロム―サイアム間の百貨店とショッピングモール群

タイ・バンコクは、雨季に入ったことで、百貨店やショッピングモールもセール等を開催し、集客に力を入れています。タイミングが合えば、お買い物や外食のお得感が増すシーズンでもあります。祠のすぐ近くには、期間限定のイベント屋台が開いていることがありますが、「ZEN」、「セントラル・ワールド」、「バンコク伊勢丹」、「ゲイソン・ビレッジ」等があります。

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駅からはさらに離れてしまいますが、北方向へ進むと、日本からも業者が買い付けに来ると聞く「プラチナムファッションモール」や「プラトゥナーム市場」までスカイウォークでアクセス可能です。ローカル感のあるところでのお買い物がお好きな方にはお薦めのエリアでしょう。

また、チットロム駅近には「セントラル・エンバシー」、サイアム駅近には「サイアム・センター」、「サイアム・パラゴン」、「サイアム・ディスカバリー」、「サイアム・スクエア」等の百貨店やショッピングモールが建ち並んでいます。ここでは、タイ・バンコクの最新ファッションやスパ製品、タイ料理、そして、世界のトレンドまでをも堪能できるでしょう。お好みに合わせて、このエリアで、1日楽しむこともできるでしょう。

※文中の日本円表記は、1バーツ≒約3.34円で計算(2018年7月現在)

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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