タイ・新型コロナウイルス感染症対策措置と関連Webサイト一覧

公開日 : 2020年03月24日
最終更新 :
筆者 : Taeko

※3月21日(土)8時33分作成、3月22日(日)19時17分更新(大使館からのお知らせメール内容を追記)、24日(火)12時46分更新(関連Webサイト一覧にバンコク首都庁の情報を追記)、4月17日(金)17時09分更新(【大きな変更点その1】に追記)(いずれも日本時間)

皆さま、サワディーカー。

連日新型コロナウイルス(COVID-19)の話題で持ち切りですが、タイにおいては、2020年3月20日の時点で、タイの新型コロナ感染者数は合計322名(内、回復した人:43名、治療中の人:278名、死者1名)となっています。

今週、タイ政府は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、さらなる通達を出し、観光客の方はもちろん、在住者の私の日常生活にも影響する内容がありますので、以下にまとめてご紹介します。

【大きな変更点その1】2020年3月18日~、バンコクでは以下が閉鎖。追記有

1.法律に基づく医療施設を除くマッサージ店

2.法律に基づく医療施設を除く入浴、サウナ、ハーバルサウナ

3.娯楽施設(映画館、劇場、演劇、舞踊など)

4.スポーツ・運動施設

5.サービス施設および類似施設

6.ムエタイ施設

7.競技場

8.競馬場

さらに、在タイ日本大使館から在住者へのメールにて、以下のお知らせが追加で届いていますので、シェアします。

【追加1】3月21日、バンコク都知事は、3月22日から4月12日までの間、新型コロナウイルス感染症2019(COVID-19)の感染予防のため、バンコク都内の人々が集う施設を閉鎖することを発表

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そのあとのメールにて、上記第1項目および第2項目に関して、以下のとおり、一部変更が届いています。※この後、さ

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現在のところ、生活必需品を取り扱うスーパーや薬局は、通常営業しています。

その後の発表で、バンコク都内の商業施設閉鎖の期間は4月末まで、閉鎖施設は28ヵ所から34ヵ所になっています。また、深夜の外出禁止令も出ています。詳細は、この後、アップしましたこちらの記事等をご覧ください。

【追加2】バンコク都に近接する5県(ノンタブリー県、ナコンパトム県、パトゥムタニ県、サムットプラカン県、サムットサコン県)もバンコク同様に閉鎖(~2020年4月12日まで)

また、在タイ日本大使館からのメールでのお知らせによると、3月21日夕刻、「タイ内務省は公式SNS(タイ内務省広報アカウント)でバンコク都に近接する5つの県(ノンタブリー県、ナコンパトム県、パトゥムタニ県、サムットプラカン県、サムットサコン県)において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大予防のために、バンコク都と同様の措置(3月22日から4月12日まで指定する施設の暫定的な閉鎖)を実施する旨発表しました」とのこと。

【大きな変更点その2】タイの旧正月が延期

「ソンクラーン」や「水かけ祭り」などの名で知られるタイの(旧)正月(タイ語:สงกรานต์)は、毎年4月13日~15日に定められていますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年の「ソンクラーン(水かけ祭り)」の行事と祝日は延期されることが発表されています。

【大きな変更点その3】タイ入国にあたって必要書類が追加

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各航空会社では、新型コロナウイルス関連で、フライトスケジュールの変更や特別対応が行われています。渡航予定のある方は、その動きにも注視する必要がありますが、2020年3月22日タイ時間午前0時、日本時間午前2時より、タイ民間航空局(The Civil Aviation Authority of Thailand、略記:CAAT)の対策ガイドラインが施行されることになり、空港での搭乗手続きの際、タイに入国しようとするすべての外国人に、その出発地や居住地に関係なく、以下の2つがあらたに求められることが発表されています。

【1】出発の72時間以内に発行された、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に感染している恐れがない旨を示す医師の診断書。※在東京タイ王国大使館のWebサイトによると、日本語の診断書の場合、英語に翻訳し、公証人役場と外務省の認証が必要とのこと。

【2】新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の医療費につき、10万米ドル相当以上の額を補償することが分かる保険証券。

さらに、3月21日付で、3月22日より事態が現状に復するまで実施される、タイ国内、空路以外の陸路での人・車両・物資の出入国に関する規制のお知らせが、在タイ日本大使館からのメールにて届いています。詳細は、ここでは割愛させていただきますが、タイへの入国がたいへん難しくなっています。

【タイの新型コロナウイルス感染症対策に関するお知らせの入手先一覧】

状況は随時変化しており、今後も、タイ政府からの発表などにより、上記内容も、変更の可能性があります。随時ニュースでも報道されるとは思いますが、タイへの渡航予定のある方などは、公的機関の公式Webサイトで最新情報を確認されることをおすすめします。参考までに、以下サイトをリンクしておきます。

●駐日タイ大使館Webサイト(東京) http://site.thaiembassy.jp/jp/

●在タイ日本国大使館Webサイト https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

●外務省海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/

●タイ政府(内閣)公式Webサイト(คณะรัฐมนตรีไทย) https://www.thaigov.go.th/

●タイ内務省(กระทรวงมหาดไทย) http://www.moi.go.th/

●タイ国政府観光庁

●タイ民間航空局(สำนักงานการบินพลเรือนแห่งประเทศไทย)

●タイ保健省(กระทรวงสาธารณสุข)・疾病管理局 (กรมควบคุมโรค)

●バンコク首都庁(Bangkok Metropolitan Administration、กรุงเทพมหานคร、略記:BMA、タイ語略記:กทม.)

・FB(สำนักงานประชาสัมพันธ์ กทม.) https://www.facebook.com/prbangkok/?fref=ts

・FB(バンコク都知事、アサウィン・クワンムアン氏、ผู้ว่าฯ อัศวิน) https://www.facebook.com/aswinkwanmuang/?fref=ts

●Covid-19 News Tracker TH https://covidtracker.5lab.co/en

現在、タイでは、タイ人のみならず、新型コロナウイルス感染症に対して敏感になっている方は少なくなく、周りへの配慮が大切だと感じるようになりました。人が集まる場所でのマスク着用やアルコール消毒、会話の際には1m以上の距離を保つことなどが上記機関などでもすすめられています。今回の措置により、事態が収束に向かうことを願います。

以上、参考になれば幸いです。では、皆さま、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

【記載内容について】

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