タイ・タイ語における賞味期限、消費期限の確認方法(タイ仏歴表記を含む)

公開日 : 2020年06月18日
最終更新 :
筆者 : Taeko

皆さま、サワディーカー。

今回は、タイにおいて、消費期限、賞味期限を確認する方法について紹介したいと思います。賞味期限や消費期限が短いものは、お土産には不向きなので、確認するにこしたことはないでしょう。

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■タイ・タイ語における賞味期限と消費期限

日本では、ほぼすべての食べ物に、安全においしく食べられる期間があり、賞味期限や消費期限が記載されています。日本の農林水産省(こちらのページを参照)によると、賞味期限は品質が変わらずにおいしく食べられる期限を示しているのに対して、消費期限は安全に食べられる期限を示しています。タイにおいては、パッケージにより、表記が少し異なる場合がありますが、タイにおける英語表記やタイ語表記には、おおむね、以下のとおりです。

□賞味期限は、英語ではBest Before Date(略記:BBF)、タイ語ではควรบริโภคก่อน(発音記号:khwan bɔɔríphôok kɔ̀ɔn、読み方:クワン ボーリポーク ゴーン)

□消費期限は、英語ではExpiration Date(略記:EXP)、タイ語ではวันหมดอายุ(発音記号:wan mòt aayú、読み方:ワン モット アーユ)

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BBFまたはEXPという略記と共に、MFDの文字を目にすることがありますが、MFDとは、Manufucturing Dateの略記で、生産日のことを指しています。タイ語では、生産日を表すวันผลิต(ワンパリット)や包装日を表すวันบรรจุ(ワンバンジュ)で印字されている場合もあります。

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■タイにおける日付表記は日月年の順、西暦とタイ仏歴の変換方法

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タイにおいて、賞味期限や消費期限の日付表記が日本と異なる場合がほとんどです。日本では、一般的に、年月日の順ですが、タイでは日月年の順です。(※ただし、イギリス英語では、タイ同様、日月年の順ですが、アメリカ英語では、月日年の順という情報がありますので、特に、米国製品に関しては、気をつけて見た方がよいかもしれません。とはいえ、米国製品の中には、日本の日付表記の場合もあり、日本人にとってはたいへんわかりやすい場合もあります)。

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また、ここ数年でずいぶん減ってきたように感じますが、タイでは、西暦ではなく、タイ仏歴を使用して、年月日を表記している場合もあります。タイ仏歴の場合は、543年引けば、西暦になります。今年(2020年)は2563年です。以上の情報を踏まえて、以下に例を挙げておきます。

タイでは、以下の表記すべてが、2021年12月1日を指すことになりえます。

01/12/2021(西暦を用い、日月年の順での表記)

01/12/21(西暦2021年の最初の2桁の20が省略された表記)

01/12/2564(タイ仏歴2564年を用いた表記)

01/12/64(タイ仏歴の最初の2桁の25が省略された表記)

■消費期限の記載がない場合の確認方法

商品に、賞味期限や消費期限の記載自体がない場合もあります。その場合は、「モッ アーユ (ムアライ)=消費期限(はいつですか?)」とたずねると、通常、「ヌンドゥアン(1ヵ月)」や「ソンピー(2年)」という感じで答えてくれると思いますが、「モッアーユ(หมดอายุ)」とタイ語で聞いても(あるいは、タイ文字を見せても)、日本人の場合、ていてい、英語で答えられると思います。不安な方は紙とペンを持ち歩いておくと、便利でしょう。

スーパーでは、ほぼすべての商品に賞味期限または消費期限が記載されていますが、思いのほか、有名店や高級店の商品に、賞味期限も消費期限も印字されていないことがありますので、観光客の方で、プレゼントや土産品を購入する際は、場合によっては、確認したほうがよいと思います。以前、チョコレートファクトリーでとてもおいしいと思ったチョコレートがありましたが、口頭で確認したところ、確か、賞味期限は冷蔵で5日ほどのものだったことがあります。

■最後に

以上、消費期限、賞味期限について書いてきました。タイ旅行やタイ生活において、少しでも参考になればうれしいです。それでは皆さま、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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