2021年4月、タイの旧正月「ソンクラン(水掛け祭り)」の行事開催について

公開日 : 2021年04月02日
最終更新 :
筆者 : Taeko

皆様、サワディーカー。

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3月から猛暑日が続くタイ・バンコクですが、4月に入って、PM2.5の値が50以下に下がり、澄み切った青空を楽しめるようになりました。4月と言えば、もうすぐ、「ソンクラーン(英語:Songkran、タイ語:สงกรานต์)」や「水掛け祭り」などの名で知られるタイのお正月(毎年4月13日~15日※)があります。※地域によって水掛け祭りが行われる期間は前後します。

昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3日間の祝日は、7月27日(月)、9月4日(金)、9月7日(月)に振り替えられましたが、今年は日程の変更はありませんが、3月23日に、タイ・バンコク都は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、行事の開催方法についての通達を出していますので、お知らせします。

■「新型コロナウイルスに関するお知らせ(ソンクラン期間中の新型コロナウイルス防疫措置に関するバンコク都告示)」の内容

在タイ日本大使館からのメールを転載します。

転載ここから▼

・3月23日、バンコク都はソンクラン期間中(4月10日~15日)の新型コロナウイルス防疫措置に関する告示を発表しました。

・概要は以下のとおりです。

・今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。

・ソンクラン(旧暦のタイ正月)の伝統的な宗教行事や年長者に敬意を表する行為は行うことができる。かかる活動で300名以上が参加する場合、主催者は行事と防疫措置の計画を事前にバンコク都(BMA)に提出して許可を仰ぐ。

・出店や宴席を伴う100名以上が参加する行事に関しては、主催者は行事と防疫措置の計画を事前にバンコク都(BMA)に提出して許可を仰ぐ。この点、密集や屋内を避け、換気の容易な屋外での実施が適当である。

・水かけ、コンサート、白粉や泡の塗り合いといった、多くの人々が参加し秩序が失われるような活動や身体が密接するような活動を禁ずる。

・異なる場所から人々が集まるような催事を避け、長時間の飲食は行わないよう求める。

・本件に違反する者に対しては、2年以下の禁固ないし4万バーツ以下の罰金、若しくはその何れについても科される場合がある。

・告示原文(タイ語)

・告示原文(英語)

転載ここまで▲

以上の通り、水の掛け合いや白粉の塗り合いといった行為は禁じられます。例年、一部の地域で、水鉄砲やバケツなどで水を激しく掛け合うといった水掛け祭りが繰り広げられていますが、今年、タイ旅行、タイ生活の機会がある方は、そのような行為をしないよう、くれぐれもお気をつけください。

なお、ここ数年、水掛け祭りが、タイの伝統的な水掛け祭りと大きく異なる形で展開してきてしまい、トラブルが発生するようにもなり、外国人の間で有名になってしまった激しく水を掛け合う水掛け祭りをなくしてしまおうとする動きがあるように私自身感じています。新型コロナウイルス騒ぎの前は水不足を理由に水掛け自粛が呼びかけられていたと記憶しています。タイの伝統的な水掛け祭りについては、別途紹介したいと思っていますが、今回は取り急ぎお知らせまで。

それでは、皆様、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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