タイ・バンコクの規制継続。ショッピングモール内飲食店のデリバリーが可能に!

公開日 : 2021年08月04日
最終更新 :
筆者 : Taeko

2021年8月4日日本時間1時11分作成、2021年8月16日日本時間16時43分ショッピングモール内飲食店のデリバリー情報を追記

皆様、サワディーカー。

前記事でお知らせしました、タイ政府による「非常事態令第9条に基づく決定事項(第30号)」の発出にともない、バンコク都において、新型コロナウイルス感染症対策措置に関するお知らせが出ました。タイ・バンコクでは、規制強化により、百貨店、ショッピングセンター、コミュニティモールおよび類似施設内の飲食店が、人が集まるために営業自体も禁止となっていましたが、今回、デリバリーでの販売が許可されることになりました。詳しくは、8月3日付の在タイ日本国大使館からのお知らせメールを以下に転載します。

件名:「新型コロナウイルスに関するお知らせ(バンコク都告示第39号の発出)」

・8月2日、バンコク都は、政府による防疫措置の変更(CCSA決定事項第30号)に伴い、都内における防疫措置に関する「バンコク都告示第39号」を発出しました。

・これらの措置は、8月3日以降、8月末まで適用されます。

・主要部分の日本語仮訳は以下のとおりです。

・今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。

(第1項)

・過去に発令した告示に基づいて指示した一時的な施設の閉鎖を、今次告示と齟齬がない範囲で継続する。

(第2項)

・百貨店、ショッピングセンター、コミュニティモールおよび類似施設内の飲食店は、午後8時までの営業時間とする。営業形態は、店舗外からの注文と配送のみとし、店頭での注文受け付けないし販売は行わない。

・百貨店、ショッピングセンター、コミュニティモールおよび類似施設の管理責任者は、配送業務に従事する者の防疫措置(入退出の記録、待機場所確保等)を徹底する。

(第3項)

・過去に発令した告示に基づいて活動休止や閉鎖を指示した工事現場、移民労働者の施設や宿泊所に関し、感染拡大を抑制できたところから、当局の定める防疫措置を実施した上で、活動および使用の再開を認める。宿泊地と作業場所の移動には、管理された移動方法(sealed route)を用いるものとする。再開が可能なところについては、所轄の区当局が施設の責任者に対して通達を行う。

・本件に違反する者に対しては、感染症法に基づき、1年以下の禁錮ないし10万バーツ以下の罰金、もしくはその何れについても科される場合があり、また非常事態令に基づき、2年以下の禁錮ないし4万バーツ以下の罰金、もしくはその何れについても科される場合がある。

在留邦人及び滞在者の皆様におかれては、引き続き3密(密閉、密集、密接)の回避・マスクの着用・手洗い等の励行に努め、感染予防に努めてください。なお、邦人の感染情報がありましたら、お手数ですが当館に御一報ください。

○外務省海外安全ホームページ

○在タイ日本国大使館ホームページ

○タイ保健省 疾病管理局(Department of Disease Control)

○厚生労働省ホームページ

〇厚生労働省(水際対策に係る新たな措置について)

○厚生労働省(日本における水際対策の抜本的強化に関するQ&A)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

○厚生労働省(新型コロナウイルスに関するQ&A)

○厚生労働省(感染症対策の基本)

○TECOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)(経済産業省)

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等)、または帰国・転出等があれば必ずお知らせください。

◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録(「たびレジ」)を、ぜひ活用してください。登録者は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。

・たびレジ簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

◎緊急事態が発生した際、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS) を利用し、 在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり、返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは、原則タイの国番号(+66)を使用し、メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。

今回の若干の規制緩和により、規制対象となっていた店舗が実際に営業を再開するかどうかは、各店舗によるとは思いますが、消費者としては、店舗の営業再開は有難いことですね。再開したお店の応援もできるといいですよね。

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▲SC内の飲食店が閉鎖となり、風景が一変したエムクオーティエ前(2021年7月22日撮影)

個人的には、ショッピングモール「エムクオーティエ」内の「銀だこ」のたこ焼きがデリバリー再開するのか気になっています。→【追記】8月5日に確認したところ、再開されていました!

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バンコク都内では、昨年から多くのバイクが料理のデリバリーのために走っているのを目にするようになり、タイ在住日本人も利用しているのをよく目にします。記事「タイ・バンコクがデリバリーサービス・テイクアウトを拡充」で紹介したfoodpanda(https://www.foodpanda.co.th/ja/?r=1)、LINE MAN(https://lineman.line.me/)やGrabFood(https://www.grab.com/th/en/food/)のサービスを利用してのデリバリーが人気なのかなという印象です。私は、外出先で食事する以外は自炊が多く、ほとんどデリバリーは利用できておらず、昨年の記録になりますが、実際に、LINE MANを利用した記録を個人ブログの記事「【飲食店】トンクルアンでデリバリーしたタイ料理@バンコク/Delivery from Thonkrueng Restaurant in LINE MAN/อาหารที่มาจากร้านต้นเครื่อง」に書いていますので、よかったら、参考にしてください。

タイでは、規制が強化されているにもかかわらず、多くの新型コロナウイルス感染症新規感染者数および死者数が報告されています。感染者増大により、病院に入院したくてもできないケースもあると見聞きするようになっていますので、新型コロナワクチンの接種を2回終えた人もそうではない方も感染リスクおよび周りの人を感染させてしまうリスクがありますので、タイの公共の場において現在義務化されているマスク着用はもちろん、アルコール消毒や手洗いに努め、感染予防を怠らないようにしましょう。

それでは、皆様、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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