バンコク隣県の新名所「サムットプラカーン市展望台」へ行ってみよう!(2022年完成)

公開日 : 2022年09月08日
最終更新 :
筆者 : Taeko

2022年9月8日日本時間17時31分作成、2022年10月20日15時28分更新(新名所「サムットプラカーン市展望台」近くで毎年開催されているお祭り(SAMUT PRAKAN TEMPLE FAIR)の2022年の開催日時を追記)。2022年12月23日11時56分更新(10月下旬再訪問し、1階~3階部分の博物館情報等を追記)。

はじめに

2012年9月27日から約6億バーツかけて建設中だった高さ179mのサムットプラカーン市展望台(Samut Prakan Learning Park and Tower/อุทยานการเรียนรู้และหอชมเมื่อสมุทรปราการ)がついに完成し、2022年8月22日よりオープンとなり、10月末まで無料で見学可能となっています。場所は、バンコクの隣県のサムットプラカーン(タイ語表記的には、サムットプラーカーン)※県内になりますが、バンコクからBTS(バンコクスカイトレイン)という電車1本でアクセスできる新観光スポットです。2022年9月2日と10月28日に訪問しましたので、その様子を紹介します。

※サムットプラカーンはパーク・ナム(河口)とも呼ばれ、チャオプラヤー川がタイ湾に流れ込む河口地域に位置しています。バンコクにあると思われがちの、バンコクの玄関口と言われるタイ・スワンナプーム空港があるのもサムットプラカーン県内です。

サムットプラカーン市展望台への入場にあたり、予約が必要かどうかについて

事前に目にしていた[ニュース](https://www.chillpainai.com/scoop/14651/)や公式FB(最後にリンク)の情報を見ると、E-mailまたは電話で事前予約が必要と書かれていましたが、どこにもそのE-mailアドレスが見当たらず。LINEアカウントにコンタクトしても既読にもならず。他の手段でコンタクトしようと思っていましたが、わりと近くまで行く用事があった9月2日夕方突撃して聞いてみたところ、現在予約なしで23階、25階、博物館エリアの見学は可能でした。ただし、23階と25階は17時まで見学可能ですが、博物館エリアの見学は15時までとのことでした。月曜日は休館日となっているので、ご注意ください。10月再訪した時も予約なしで大丈夫でした。

サムットプラカーン市展望台の1~3階の博物館エリア(追記)

2022年10月28日に再訪すると、23&25階に加えて、1~3階部分もwalk-in(予約なし)で見学できるようになっていました。10時頃に着くと、10時20分~展示ルームを案内してもらえましたが、1日16組まで、1組あたり25人となっていますので、必ず訪問時に見学したい方は、予約してから行くことをお勧めします。

なお、1~3階で写真や動画の撮影は可能とのことですが、SNSなどでの公開は禁止とのことです。

1~3階のエリアでは、スタッフの方々が、約2時間ノンストップで、サムットプラカン県内の観光名所、歴史、産業などをほぼタイ語で解説してくれるのを聞きながら、映像や展示物などを見学するという内容でした。タイ王国がシャムと呼ばれていた時代の話が多く、「我らの土地がフランスに奪われてしまった」という英語入映像が、個人的には一番印象に残りました。

大変盛りだくさんの内容で、私はタイ語の勉強にもなり、楽しめたのですが、私の荷物が重かったこともあり、休みなしの想定外の約2時間、10時20分~の同じ回になった見学者全員一緒に、ゆっくり歩きながら解説を聞き続けるのは結構疲れてしまいました。タイ語が分からない人には面白みを感じにくいかもしれません。

途中で抜けることが難しそうな雰囲気がありますので、2時間という所要時間を予め理解した上で訪問したほうがよいでしょう。また、私は気になりませんでしたが、友達2人共、長袖を着用していましたが、館内がかなり寒すぎると言っていましたので、訪問の際は、暑がり以外の人は羽織物があると安心でしょう。

サムットプラカーン市展望台へのアクセス

久しぶりに、BTSパクナーム(Pak Nam)駅で下車したのですが、大規模なスカイウォークが建設中で、駅からサムットプラカーン市展望台までつながる予定のようです。ただ、現在は、サムットプラカーン市展望台までスカイウォークでは行けず。途中、歩行者用の信号機のない横断歩道が1か所あり、渡るのに少し苦労しました。周りのタイ人を見ていると、車のいないタイミングで素早くダッシュで渡っている感じでした。現時点では、高齢の方や小さなお子さんのいる方は、スカイウォークが完成してから行くか、タクシーなどで行くのが無難かもしれません。サムットプラカーン市展望台の完成と共に、スカイウォークの完成が待ち遠しいところです。

サムットプラカーン市展望台の周辺環境

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展望台の敷地内周辺には、恐竜のモニュメントが数体あり、普段なかなか見かけないユニークな風景が見られます。

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10バーツ硬貨を入れると、数分、遠くを鑑賞できます。

今回見学できたサムットプラカーン市展望台の23階と25階は窓ガラスで覆われています。冷房完備されていますので、暑さや雨もほぼ問題ない感じでした。25階は展示物が多く、見晴らしはさえぎる壁のない23階のほうが見晴らしはよかったですが、どちらも、窓越しに外を眺める展望台になりますので、マハナコンスカイウォークのルーフトップ(記事「超高層ビルにある「マハナコン・スカイウォーク」の魅力、楽しみ方」で紹介済)や絶景ルーフトップバーと比べると、その見晴らしに若干物足りなさは感じてしまいますが、ここの魅力は、見晴らしだけではありません。25階には展示物も多く、タイの地理や歴史、文化などが学べる空間となっています。有料になっても、大変良心的な値段で入場できます。

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バンコクスカイトレインの動きを俯瞰で眺めて追いかけることもできます。

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上の写真は、展望台から見た、サムットプラカーン県の県章になっているプラ・サムットチェーディー(Phra Samut Chedi)です。記事「タイ王国サムットプラカーン県の観光地「プラジュンジョムクラオ要塞」」内で紹介したスポットの一つで、毎年10月頃にお祭り(SAMUT PRAKAN TEMPLE FAIR)が開催されているので(【追記】毎年10月9日から9日間と言われていましたが、2022年は10月12日~10月26日の開催のようです)、今年こそは私もそのお祭りを見に行ってみたいと思っているところです。

様々な駅や寺院、チャオプラヤー川も展望台から見られます。以上、バンコクから近いサムットプラカーン県内の新しいランドマークとなる展望台「サムットプラカーン市展望台」の紹介でした。興味のある方は、ぜひ、訪問してみてください。

サムットプラカーン市展望台の情報

2回目の訪問時は、サムットプラカーン市展望台のオリジナルキーホルダーが完成しており、無料で配布中で、スタッフの方に聞くと、ずっと配布予定とのことです。インスタグラムに投稿していますので、よろしければ、合わせてご覧ください。

住所
Pak Nam, Mueang Samut Prakan District, Samut Prakan 10270
アクセス
BTSパクナーム駅(สถานีปากน้ำ、BTS Pak Nam station) から徒歩約7分。(エリアによっては、路線バス:25、536、511、142、102、145などでアクセスできるようです)
駐車場
トイレ
有(トイレットペーパーはなかったように思います。持参をおすすめです)
入場料
現在~11月末までは入場料無料。12月~大人入場料60バーツ(予定)
営業時間
10:00~17:00、博物館エリアは15:00まで(月曜日定休。ただし、月曜以外も休館になる日がありますので、念のため、訪問前にfb(หอชมเมื่อสมุทรปราการ)などをチェックしてから行くとよいと思います)

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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