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スペイン/バルセロナ特派員ブログ 藤木 紀衣 さん

スペイン・バルセロナ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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待ちに待った東京五輪で盛り上がるなか、日本は毎日感染者数が更新されているようですが、こちらスペインも状況は思わしくありません。アメリカ政府はスペイン、ポルトガルに旅行しないようにというお触れを出したようです。

日本では感染者が1万人超えたと大騒ぎですが、こちらは1万人はほぼ毎日当たり前に超えてしまっていて、2021年7月29日は2万6689人の新規感染者が出ております。29日に限ったことではなく、7月に入ってからは1万5000人から2万5000人で推移しています。

6月は抑えられていて、1万人超えることは少なかったので、やはりこの夏のバカンス気分の気の緩み、ナイトクラブも行けず、ストレスが溜まってしまっていた若者たちの解放により7月から一気に増えてしまいました。なんとなくそんな気はしておりましたが......。

ただ、ワクチン接種は日本より幾分進んでおり、全体の人口の50%強いはもう接種を完了しています。
それが功を奏したのか、ワクチン接種の早かった高齢者の感染者数は減り、死亡者数は4月以降はほぼ2桁で落ち着いています。

観光業が大きなウェイトを占めているスペインは、やはり夏は解放しないと経済が回らなくなるので、規制はだいぶ緩み、公共の交通機関、室内でのマスク着用義務以外は特にいままでと変わらない生活ができています。夜間外出は、夜中1時から朝6時までの外出が禁止です。要は、ナイトクラブに行かないでくださいということで、ナイトクラブに行かない人にとってはもともと外出する時間ではないので影響なく生活できています。

それでは、話題を変えておすすめコスタブラバスポットです♪
本日は、Lloret de mar(ヨレットデマルまたはジョレットデマルと読みます)。
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前回は、Cap de Creusというフランスとの国境とまでは行かないまでも、かなりフランスに近い方面でしたが、最終回はバルセロナから近いコスタブラバスポットで締めくくりたいと思います。

コスタブラバは、バルセロナ側の地点「Blanes」 からフランス側の地点「Portbou」までの 214kmに及ぶ海岸の総称なのでひと言でコスタブラバと言っても、それぞれ場所が全然違います。
Lloret de marは、バルセロナ側の始まり地点に近い方にあり、バルセロナからはバス、車、電車で行けます。

実は私が行ったときは、なぜかGironaという駅まで電車で行って、そこから車という行き方しかヒットせず、車の運転ができないのでタクシー代を€70近くも払って行き、かなり時間効率も費用面も悪い行き方をしてしまいましたが、帰りはバスで1時間ほどで簡単に帰れました。行き方はのちほどまとめます。

見どころは、海と市街地にあるモデルニスモ建築ですが、なかでもぜひおすすめしたいアクティビティが、「Camino de Ronda」(カミノデロンダ)です。
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(こちらが市街地の見どころの有名な教会です)

スペイン好き、キリスト教信者の方ならばCamino de Santiagoをご存知の方は多いと思いますが、Santiagoではなく、Rondaです。Caminoはスペイン語で「道」を意味します。

私はCamino de Rondaという道があることを知らないで、普通の海水浴のビーチの奥に歩道があったので興味本位で歩いてみたら、あまりにきれいな景色が続くので延々と歩き続けたら、それがCamino de Rondaであったとあとから気づきました。崖に作られた歩道で、見渡す限り海・海・海という道をひたすら歩けるのですが本当に美しく、また私が行ったのは10月だったため、人も少なくほぼ独り占め状態でした。
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(たまに、こんなトンネルもあります)


もともとは、海沿いを歩くアクティビティのために作られた歩道ではなく、19世紀頃に作られたと言われており、漁師や船員が海辺から帰るための道として使用されたり、密輸や闇市場を防ぐために海岸や国境を監視することを目的として作られた道と言われております。それが海外沿いであまりに美しいので、いまはハイキングコースのようになりました。


まずは、Sa Caletaという皆が海水浴を楽しんでいるフォトジェニックなビーチ(1枚目の写真のビーチです)があり、さらにそこを奥に進むとCamino de Rondaです。
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途中途中に海水まで降りれる美しいスポットがありますので、疲れたら水着になって海水浴をして、また歩いてとしていたら飽きることなく行き止まりの看板まで歩いてしまうと思います。


私もどこまで続くのかわからないけれど、あまりに美しいので「この先に何があるのか?」という好奇心から、延々と歩いてしまい、とうとう行き止まりの看板までたどり着いてしまいました。しかし看板がないと暗くなるまでどこまでも歩いてしまいそうだったので、行き止まりの看板があってよかったと思います(笑)。

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行き方ですが、前述の通り私が行ったときは非常に効率の悪い行き方で行き、帰りはLloret de mar のバス停から、バルセロナの北駅(Estacion de Nord)というバスターミナルまで直行ですんなり1時間ほどで帰れました。チケットもネットで簡単に取れましたが、現在はオンラインでチケットが購入できないと表示されるため、北駅から直行でLloret de marまで行けるかどうかが定かではないため、もし行かれる方はご自身で確認をされるか、海外での運転に抵抗がない方であれば、レンタカーでで行かれるのがよいと思います。


それでは、東京オリンピックが無事にハッピーに幕を閉じることをバルセロナからお祈りしております。



2021年7月30日

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2021年6月26日月曜日より、ついにスペインではマスクの着用義務がなくなりました。
といっても、完全に義務がなくなったわけではありません。


公道・屋外のスペースで1.5mの対人距離を保てる場合、マスクの着用義務は解除です。
公共の利用に供される室内空間、屋外であっても対人距離が1.5m保てない場合はマスクの着用が義務です。
地下鉄やバスの中、飲食店であっても入口から入って、オーダーするまでの間も着用義務があるため、結局いまでも毎日マスクを持ち歩いての外出になります。


ですがこちらバルセロナは連日30度近くまで気温が上がっているため、外でだけでもマスクを外して歩けるようになったのはうれしいことです。


日本はアルコールの提供時間が限られるなど厳しい規制を強いられているようですが、こちらは飲食店の営業時間の規制はほぼなくなり皆遅くまでお酒を楽しんでいます。


かなり規制が緩くなっているので感染者数が減っているのかというとそうでもなく、日本と同様に若者の間での感染数の増加が目立ちます。だいたい1日3500~4000人くらいの間で新規感染者数が発表されておりますのでむしろ数字では日本より多いですが、毎日3万5000と新規感染者が出ていたころに比べるとかなり減少したので、かなり緩んだようです。


ヨーロッパは全体的に規制は緩み始めている傾向があり、バルセロナの観光スポットには観光客が戻ってきまして英語、フランス語、ロシア語のような言語が飛び交い始めております。アジア系の観光客はまだほとんどお見受けしません。


それでは、バルセロナの近況はこのくらいにして本日のおすすめコスタブラバスポットに話題は変わります。


本日はCap de Creus(クレウス岬)の紹介です。
スペインの美術界の巨匠、ダリの家美術館から車で行ける岬になります。


ダリ美術館はバルセロナのサンツ駅から電車に乗って1時間ほどで行けるのですが、そのほかにもダリの「家」美術館というものがあります。


しかし、ダリの家美術館は、ダリ美術館があるフィゲラス駅からバスに1時間揺られ、さらにバス停から20分歩く必要があるため公共の交通機関を使っての移動はかなりたいへんです。
電車の駅が近くにないからバスを使うしかないのですが車の運転に自信がある方はぜひレンタカーをかりていくことをおすすめします。


私が行ったときは予約をしないで行ったため、ダリの家美術館の中は見られなかったのですが、予約がなくてもダリの家の庭は見ることができます。(有料)


庭にあの有名な卵やそのほかのアート作品が数多く飾られているため、中を見られなくても十分楽しめますが、せっかくここまで足を運ぶならばぜひ事前に予約をして中も見て欲しいです。

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こちらの写真がダリの家のすぐ近くの海岸です。
コスタブラバにはさまざまな海岸があり、どれもダイナミックなのでそれに比べるとかなり小ぶりですが、芸術活動に集中するのにはこのくらいひっそりとしていて静かな海岸がちょうどよかったのかもしれませんね。
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そしてはるか遠く日本からわざわざこの小さな村に訪れるならば、ダリの家美術館とカダケス散策だけで帰らず、ぜひ「クレウス岬」にも行って欲しいです。


クレウス岬は最初は計画になく私も知らなかった場所で、ダリの家美術館の見学が終わり、アイスを食べるために立ち寄ったお店の方にすすめられて行きました。


ダリの家美術館から北東に6.5km。
Carre de Cadaques al Cap de Creusを約15分車で走ると道路の先端が「クレウス岬」です。

世界の果てに来てしまったか?と思うような絶景という絶景!!
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スペインやフランスの人には人気の場所のようで駐車場は満車。
みな路駐をして坂を歩いて登っていました。


本当に美しいので、路駐をして多少辛くても坂を上ってても行く価値が多いにある場所です。

展望スポットとレストランがあり、レストランも大混雑です。
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海岸にあるだけあって魚介のメニューが豊富。
絶景を見ながらのパエリアは最高です!

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眺めるだけでなく、体力に自信があれば海岸まで降りて歩くこともでき、実際に歩いて絶景ビーチまで歩いている方も多数いました。

バルセロナに住んでいても、遠いので頻繁に行ける場所ではありませんがぜひまた行きたい場所のひとつです。

日本から旅行で来られる方はバルセロナからフィゲラス、そこから車と決して簡単に行ける場所ではありませんが、行く価値はあります!

今年の夏は難しいかもしれませんが、ぜひ来年のバルセロナ旅行の際は足を延ばしてみてくださいませ。


2021年6月30日

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〈日本と同じでこちらもバラが美しい季節です〉


バルセロナのあるカタルーニャ州では、2021年5月9日午前0時をもって警戒事態宣言を終了しました。
いまだに日本より感染者は多いですが日本との対応の違いに驚くばかりです。

警戒事態宣言を終了したと言っても、コロナ前とまったく同じ状況になったわけではなくて、影響の大きかった規制が解除されたということで、また引き続いている規制もあります。

《解除になったもの》
◎夜22時以降、朝6時までの間の外出禁止
◎飲食店の夜の営業の禁止
◎州の出入りの禁止

《規制されている事項》
◎飲食店・小売店の営業時間は夜23時まで
◎同居人グループでない場合は1テーブルあたり4人まで
◎外出時はマスク着用の義務・ソーシャルディスタンスを守る

です。
上記の制限が5月23日までで、本日5月24日からはさらに制限が緩くなりました。
5月24日は第2のイースターで祝日のため、こちらバルセロナは土日月と3連休でした。
週末街の中心地に出かけましたが、規制が緩和されてバルセロナの町に遊びに来た人たちでにぎわっていました。


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写真はバルセロナ大聖堂の前で踊っている人たちです。


《緩和された点》
◎劇場やサーカスなどの文化施設では最大70%の収容能力になり、最大1000人が屋内に、3000人が屋外または換気が強化された内部空間に配置されます。
◎レストランの閉店時間が12時。
◎1テーブル6人までに拡大(同居人の場合制限はなし)。

《規制されいてる事項》
◎ディスコはいまだに営業はされおりません。
◎バーは最大容量の50%まで収容可。


さらにうれしいことに本日5月24日から、日本からスペインへの入国制限が解除されました。
PCR陰性証明書の提示も不要となり、居住権やビザのない観光目的の方でも入国できます。
ただ、日本の外務省はいまだスペインへの渡航中止勧告は継続中ですし、スペインへの渡航はスムーズにいったとしても帰国時には規制があることと、経由地での規制も調べる必要があることをご注意ください。

それでは、バルセロナの近況はこのあたりにして、本日のコスタブラバのおすすめスポットのレスタルティット(L’Estartit)です。


レスタルティットは、スペインの北東海岸にあるコスタブラバの小さな町とスキューバーダイビングが有名なビーチリゾートです。 町はモントュグリ山の丘陵地帯と地中海の間に位置します。
人口たった3571人の小さな町です。

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(きれいに撮れずすみません。こちらの岩山がモントュグリ山です)


町の海外沿いを散歩していると小さな島が見えますが、ダイバーたちはボートでそこの島まで行きます。
ダイバーだけでなくレンタルボート屋もありますので島まで連れていってもらって景観を楽しむのもありです。


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小さな町なので、ダイビングをやらない場合は、1泊2日もすれば十分に町なかは歩くことができ、海も満喫できる町ですが、近くにモントュグリ山があるので、そのハイキングも兼ねて海と山のアクティビティを楽しむエクスカージョンもよいと思います。

来月6月24日はサンフアンの日といって、夏の到来の祝日です。
規制も解除され夏も間近。


日本人の皆様は今年の夏も気軽にスペインには行きにくい状況ではありますが、写真で少しでも次の旅のイメージを膨らませてもらえればと思います。



2021年5月24日
2021年4月27日
2021年3月22日
2021年2月20日
2021年1月21日
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  • 特派員プロフィール
  • バルセロナ特派員

    バルセロナ特派員
    藤木 紀衣 さん
    2015年に始めてスペイン・フランス・イタリアを旅行し、その中でも特にバルセロナに惹かれ、2019年から住み始めました。人々が陽気で優しくて、ご飯がおいしくて、海が綺麗で、山もあって、そして楽しいシティライフもあって、すべてがギュッと詰まったバルセロナが大好きです。日本での通訳案内士の経験と得意な着付けを生かして、現地カメラマンと一緒にフォトショットツアーをしております。ブログでもバルセロナ生活の情報発信中です。 DISQUS ID @disqus_ecUCHNqUkD

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