解放感で町と海に活気が戻りつつあるバルセロナ

公開日 : 2020年05月07日
最終更新 :
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▲夜のバルセロナのベリャ海岸

前回、14未満の子供が親と同伴で散歩が許可されたあとの様子をアップしましたが、5月2日から、大人が運動や散歩できるようになりました。

本日は、その様子をアップしたいと思いますが、7週間も不要不急の外出を制限するのではなく、禁止されていたので、皆、外に出たくてたまらなかったのか、想像どおりといえば想像どおりではありますが、人があふれかえっておりました。

実は、私はバルセロナの海沿いを走りたくて去年の12月にグエル公園に近い山の方から海の近くに越してきたばかりでしたので、そのランニングができずもどかしかったです。

軟禁生活が始まってから5週間くらいは家にこもっている生活はさほど苦ではなく、のんびりできてよいと思っておりましたが、6週目、7週目あたりから、少し気分が滅入りはじめた時期がありました。

そのあと、運動・散歩解禁だったため、うれしさもひとしおでした。

きっと同じ人間なのでスペインの人もそうだったのか、2日は実に多くの人が外出をしておりました。

といってもスペイン人が大好きなバルなどの飲食店は、宅配または、テイクアウトのみ営業が許可されているため実質まだほとんどのお店が閉まっています。

宅配・テイクアウトだけしても利益にならないことを見通しての判断だと思います。

その反面、もともとテイクアウトをやっていたような小さなスナックやお菓子を販売するようなお店は、営業を開始していました。

テイクアウトは密集を避けるため、電話またはオンラインで注文が基本ではあるようですが、写真のように、こちらのお店は人が並んでいました。

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▲『Horchatería El Tío Che』

こちらは、私の近所の老舗のお店で、オルチャタというスペインのバレンシア地方で伝統的な飲み物がおいしいお店です。

日本人的には昔懐かしい、ミルクセーキのような感覚だと思います。

話をもとに戻して、運動、お散歩が解禁になったバルセロナの話です。

大通りは散歩をしている人。

テイクアウトのお店に並んでいる人。

海は人、人、人でした。

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▲ベリャ海岸入口

お店といってもテイクアウトの店ぐらいしか開いてないので、近くに海があれば、海に人が集まるのは容易に想像ができました。

日本ではランナーもきちんとマスクをしていると聞きましたが、残念ながらこちらスペインでは私が見る限りマスクをしているランナーはゼロでした。

走っているときの方が呼吸が荒くなり、またスピードも速いのでウイルスをばらまきやすいとのことで、あれほど多くの人がマスクなしで走っている海沿いは、少し危険を感じました。

散歩は同居人とであればふたりですることを許可されています。

しかし、運動はひとりでしないとなりません。

実際にはふたりで走っている人もちらほらおり、こちらでは、ローラースケートをしている方が多く、友人とふたりかもしくはそれ以上でローラースケートをしている方々も散見しました。

私はロックダウンが始まる前からよく海に行っておりましたので前の様子も覚えていますが、普段の2.5~3倍は人がいたように思います。

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▲ボガテル海岸

ソーシャルディスタンスを保って走ることは事実上不可能でした。

そして、散歩・運動は1時間とされておりますが、私の同居人も1時間で帰ってくることはないですし、海沿いにいた方々もソーシャルディスタンスを気にして歩いている様子でもなかったので、ちょっと気が緩んでしまっている印象を受けました。

海沿いの公園、コンクリートの道は解放されていますが、ビーチは今も侵入禁止でいたるところにパトカーが止まっておりました。

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▲ボガテル海岸

それでは、私は引き続きバルセロナの情報をお届けしたいので、運動と買い物以外は外に出ないようにして、健康第一・安全第一で過ごしたいと思います。

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