カタルーニャ音楽堂でシューベルトを聴く
バルセロナの観光名所の一つ、カタルーニャ音楽堂は、1905年~1908年、Lluís Domènech i Montanerの設計で建てられたモデルニスモ(カタルーニャのアールヌーボー)様式で建てられたもので、今では観光の名所の一つになっています。
単に外から見るだけではなく、実際にコンサートに行かれることをお勧め。
昨夜はシューベルトを聴きました。
夜景が素晴らしいホール
席が前から2列目だったので、ステージの天井がよく見えました。
ホールの天井
ステージ
半身を乗り出した音楽の女神たち
かなり装飾過多ですが、ここの人たちは、とても誇りに思っているのですね。
休憩時間には入り口のフロアにあるバールで、飲み物や軽食をとれます。
この日はシューベルトをたっぷり楽しめるプログラム。
演奏者は
ヴァイオリン Isabelle Faust
チェロ Jean-Guihen Queyras
ピアノ Alexander Melnikov
ビオラ Boris Faust
コントラバス Laurene Durantel
バリトン Georg Nigl
演奏は、前半がピアノと歌、ピアノとチェロ、ピアノとヴァイオリン。
Viola, D.786 (バリトン)
Sonata per a violoncel i piano, en La b menor, D821 "Arpeggione"
Allegro moderato-Adagio-Allegretto
Sonata per a violi i piano op.159, D934
Andante molto-Allegretto-Andantino-Allegro-Allegretto-Presto
Georg Niglという歌手(バリトン)は初めて聞いたのですが、声のカラーが素晴らしく、なかなか聞かせてくれました。生のステージで聞くから一層心に迫ってくるのでしょう。
続いて待望のケラス。アルペジオーネは当時作られた弦楽器の名前で、ギターとチェロをミックスしたような形のものだそうで、現在では存在していません。ニコレのフルート演奏でおなじみだったのですが、もともと弦楽器のために作曲されたものなので、チェロで聞くと、趣き深いものがあります。
Isabelle Faustはやはり初めて聞いたのですが、その素晴らしいテクニックと表現力で聴衆を圧倒させました。
プログラムの順序を変えて、こちらを前半の最後にしたのはその効果を狙ってのことかもしれません。
後半は「ます」
まずバリトンの歌う「ます」で始まり、続いてビオラ、コントラバスを加えた5重奏。
Quintet en La major, op.114, D.667 "la Truita"
Allegro vivace-Andante-Scherzo-Tema con variazione, Andantino-Finale allegro giusto
世界的に名声を受け活躍しているソリストたちが集まっての演奏は、ゴージャス!
お互いに見合って時々にっこりしているさまもほほえましい。一緒に音楽を作っていく楽しさをステージでも満喫しているようです。
観衆の大喝采にこたえて、ずいぶん何度もステージに戻って挨拶してくれましたが、アンコールはなし。でも演奏に大満足でしたからね。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。