バルセロナのクリスマスマーケットと変な人形!?

公開日 : 2019年12月14日
最終更新 :

日本ではドイツのクリスマスマーケットが有名ですが、ここスペインでもクリスマスマーケットが12月頃から開催されています。

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日本人にはあまり知らないちょっと変わった不思議なものもが置いてあるので紹介していきます。

バルセロナではサクラダファミリアの前の公園とカテドラル(大聖堂)の前で出店されています。両方とも規模は大きくないのでサクラダファミリアやカテドラルに行った際にサクッと見ることができます。

クリスマスツリーやヤドリギ、リースなどの定番のデコレーションや音に反応して紐を登り下がりするサンタさん、スノードームなど見てるだけでもわくわくするクリスマスグッツがたくさん売られており、ここに来るとクリスマスムードが味わえます。

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私はいままでパリ、ハンガリーのブダペストのクリスマスマーケットに行ったことがありますが、ここバルセロナでしか見たことがないものがあります。

まずひとつは丸太でできたこちらの人形。

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かわいくて、ひとつひとつ顔が微妙に違うこちらの人形はカガティオという名前でなんと! カタルーニャ地方のサンタクロースなのです。

この木でできた人形がサンタクロース!? と思うかと思いますが、よく見たらサンタ帽みたいな帽子をかぶっています。笑

ちなみにスペイン語でカガはう○ち、ティオはおじさんという意味になります。

ここでもなぜう○ち!? となるかとは思いますが、じつはこのカガティオ、クリスマスの間まで子供たちが布団を掛けてあげたり、お菓子などをカガティオにお供えして大事に育てます。

そしてクリスマスイブの夜、子供たちが寝ている間に、両親がカガティオに掛けている毛布の下にプレゼントを隠します。

翌日、子供たちは歌いながらカガティオのお尻の部分を棒で叩くのです。するとカガティオがう○ちをして布の下に隠してあったプレゼントがもらえます。

日本にはないなかなか変わった風習ですよね笑

この様子はYouTubeにも多くの動画がUPされていますので、見てみるのも面白いかもしれません。

次はこちらの人形カガネルです!!

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あまり見えないように写真を撮りましたが、この人形お尻を出して排便している姿をした人形です。笑

またカガって思いますが、こちらにもちゃんとした意味があります。

この排便をしている姿の人形は排便をすることによって、翌年の豊作、繁栄を祈るためにクリスマスの時期に飾る人形です。

人が食べ物を食べてそれが栄養になり、さらに排便してそれが土に帰り大地の栄養になって作物が育つ、といういことだと思います。

このお尻をだした人形にこんなちゃんとした意味があるなんて。。。笑

カガネルの面白いところはいろいろなキャラクターや著名人が人形なになっているところです。

ドラえもんからアラレちゃん、トランプ大統領もあります。

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この時期バルセロナをおとずれた方は、この人形をお土産にするのも面白いかもしれません。

ほかの国と違いあまり食べ物の屋台はチュロスやクレープやがちょっとあるぐらいですが、カタルーニャのクリスマスの雰囲気をこの時期にバルセロナを訪れる方は是非味わってみてください。

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