ブッシュ・ファイアー後のチャリティー・コンサート in ウィラー・ブァラァ

公開日 : 2014年03月04日
最終更新 :

こんにちは、バロッサ特派員のヴァンダズワン愛です。

バロッサがブッシュ・ファイアー(山火事・野火)の脅威に

さらされたという記事を1月にアップしました。

そちらの記事はこちら→ポチッ!

そのほぼ同時期にうちから約250km北にあります

南フリンダース・レンジ地方のバンゴー(Bangor)というところでも

ブッシュ・ファイアーが発生し、そちらはなんと1ヵ月以上も

燃え続けて焼失した面積は35,000ヘクタール(2月14日現在)、

鳥取県が丸ごと焼失してしまったことになります。

(東京都全土以上です!!!)

そこで数名の人が発起人となりファンド・レイズィング・コンサート、

日本で言うところのチャリティー・コンサートが

この週末に行われました。

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コンサートが行われた場所はウィラーブァラァ(Wirrabara)と

いう小さな町、このウィラーブァラァという名前はアボリジニ語で

「ユーカリの森と流れる水」という意味だそうで、

その豊かな森が今回の山火事で燃えてしまったのです。

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発端は友達との会話で、そこから友達の輪で広がり

旦那が所属するバンドがコンサートで演奏することになったのも

参加する他のバンドから声がかかったからなのです。

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手作りのコンサートです。

コンサート開始午後4時から、でしたが

会場設営が押してました・・・とてもオージーらしい。

ステージは大きなトラックの荷台、

ステージへ上がる脇の通路は牛や羊をトラックに載せる時に

使用するものでして、とても微笑ましい感じでした。

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旦那の参加するバンドは中盤での演奏、

ちょうど日没の頃でした。

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お客さん達は開場から途切れずに

ジワジワと増え続けて、最終的には

1500~2000人集まったのではないかと思われます。

「コミュニティー」という言葉を何度も聴きました。

とても結束の固い地域だから、この苦難を乗り越えることができた、

みんながお互いを助け合い、気遣い、思いやったから乗り越える

ことができた、我々の森、土地、家屋は損失してしまったけれど

誰一人の命を失うことがなかったことは我々の誇りである、

このコンサートへ来てくれた一人ひとりに大変感謝します。

この地域以外からいらした人達にウィラーブァラァからとても温かい

歓迎の意を表します。ありがとう!!!

一ヶ月も続くこの火事で多くの人々の声は

「疲れた」とのことですが、このコンサートを楽しむ

余力が残っていることを望みます。

皆さんで思いっきり今日は楽しんでお祝いしましょう!!!

との挨拶を聞き、バロッサもそうなのですが

みんな起きた現実を受け止め、それをパワーに

前へ進んでいくエネルギーがすごいんですよね。

このコンサートに参加することができて良かったと思いました。

素敵なマイト精神、オージー魂を感じました。

もしも、どこかでチャリティーコンサートを見つけたら

遠慮なく遊びに行って、楽しんで、少しでも寄付をして

協力してみて下さい。

お互い様・・・助け合って生きましょう。

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