ブッシュ・ファイアー後のチャリティー・コンサート in ウィラー・ブァラァ
こんにちは、バロッサ特派員のヴァンダズワン愛です。
バロッサがブッシュ・ファイアー(山火事・野火)の脅威に
さらされたという記事を1月にアップしました。
そちらの記事はこちら→ポチッ!
そのほぼ同時期にうちから約250km北にあります
南フリンダース・レンジ地方のバンゴー(Bangor)というところでも
ブッシュ・ファイアーが発生し、そちらはなんと1ヵ月以上も
燃え続けて焼失した面積は35,000ヘクタール(2月14日現在)、
鳥取県が丸ごと焼失してしまったことになります。
(東京都全土以上です!!!)
そこで数名の人が発起人となりファンド・レイズィング・コンサート、
日本で言うところのチャリティー・コンサートが
この週末に行われました。
コンサートが行われた場所はウィラーブァラァ(Wirrabara)と
いう小さな町、このウィラーブァラァという名前はアボリジニ語で
「ユーカリの森と流れる水」という意味だそうで、
その豊かな森が今回の山火事で燃えてしまったのです。
発端は友達との会話で、そこから友達の輪で広がり
旦那が所属するバンドがコンサートで演奏することになったのも
参加する他のバンドから声がかかったからなのです。
手作りのコンサートです。
コンサート開始午後4時から、でしたが
会場設営が押してました・・・とてもオージーらしい。
ステージは大きなトラックの荷台、
ステージへ上がる脇の通路は牛や羊をトラックに載せる時に
使用するものでして、とても微笑ましい感じでした。
旦那の参加するバンドは中盤での演奏、
ちょうど日没の頃でした。
お客さん達は開場から途切れずに
ジワジワと増え続けて、最終的には
1500~2000人集まったのではないかと思われます。
「コミュニティー」という言葉を何度も聴きました。
とても結束の固い地域だから、この苦難を乗り越えることができた、
みんながお互いを助け合い、気遣い、思いやったから乗り越える
ことができた、我々の森、土地、家屋は損失してしまったけれど
誰一人の命を失うことがなかったことは我々の誇りである、
このコンサートへ来てくれた一人ひとりに大変感謝します。
この地域以外からいらした人達にウィラーブァラァからとても温かい
歓迎の意を表します。ありがとう!!!
一ヶ月も続くこの火事で多くの人々の声は
「疲れた」とのことですが、このコンサートを楽しむ
余力が残っていることを望みます。
皆さんで思いっきり今日は楽しんでお祝いしましょう!!!
との挨拶を聞き、バロッサもそうなのですが
みんな起きた現実を受け止め、それをパワーに
前へ進んでいくエネルギーがすごいんですよね。
このコンサートに参加することができて良かったと思いました。
素敵なマイト精神、オージー魂を感じました。
もしも、どこかでチャリティーコンサートを見つけたら
遠慮なく遊びに行って、楽しんで、少しでも寄付をして
協力してみて下さい。
お互い様・・・助け合って生きましょう。
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