世界で一番古い外輪蒸気客船「マリオン号」が見られるマナム・ミュージアム
こんにちは、バロッサ特派員のヴァンダズワン愛です。
今日はマナム(Mannum)という場所にあります博物館(Museum)を
紹介したいと思います。
マナムという街は人口約2500人の
マリーリバー(Murray River)沿いにある街です。
バロッサから、あるいはアデレードからも車で1時間弱の距離です。
私の持っております「地球の歩き方 オーストラリア編 03~04」でも
紹介されておりますね!
(本ではマンナム、マレーと紹介されておりますが、
現地での発音はマナム、マリーの方が日本語表記に近い感じです。)
さて、このマリーリバーは3州をまたがって流れる大河で
NSW州、Victoria州、そして最終的に南オーストラリア州で海へと繋がります。
アメリカのミシシッピー川のような存在ですが、
オーストラリア大陸が大変平たい為に世界一流れの遅い川だそうです。
車、道路が完備される前まではこの川が経済のバイパスだったのです。
1853年に最初の外輪蒸気船「メリー・アン号」がマナムで造船され
それから第二次世界大戦終焉頃まで小麦、羊毛を運ぶ運搬船が
最盛期には約200隻以上、マリーリバーを行き来していたそうです。
それらの歴史を学べるのがマナムのメインストリートにあります
ビジターセンター内の博物館です。
入場料は大人$7.50 (約720円)です。
料金を払ったらお好きなように周って下さいと言われ、
屋内の資料やビデオを先に閲覧してから、
外のお庭へ出て造船所跡や蒸気客船を見学することもできますし、
その逆のコースでもオッケ~です。
私は中から、その時は他にお客様がおらず
じっくりと資料を読んだり、ビデオを見たりすることができました。
そして、外へ周ると「マリオン号」が川辺に停泊しています。
こちらの「マリオン号」は1897年に荷船として造られましたが、
所有者が何代も移り変わり、リバークルーズの客船となり
今もなお年に数回、リバークルーズをする現役なのです。
世界に残る最古の外輪蒸気客船のひとつだそうです。
マリーリバーは途中かなりS字になっている個所があり
そこを通り抜けるのには外輪(両側にパドルがある)の方が
舵を取りやすいのだそうです。
その船を実際に見学できます。
こちらが客室です。
とってもシンプルですが大変清潔感あるお部屋でした。
今回見ることができませんでしたが、素敵な食堂もあります。
この「マリオン号」はボランティアの方々によって修復・維持されており
オーストラリアには世界一クラッシックカーの数が残っているともいわれ
オージーには古き良きものを大切に保管する精神が
きちんと植えられているのでしょうね。
停泊中でしたが、それでもお天気が良く
ちょっと乗っている気分を味わえました。
全てを見て回るのには軽く1時間以上を費やし、
もっとじっくりと見るとなると2時間は必要だと思いました。
オーストラリアの歴史を垣間見れた、すばらしい博物館でした。
皆様もぜひお立ち寄り下さい。
マナム・ドック・ミュージアム・オブ・リバー・ヒストリー&PS マリオン
Mannum Dock Museum of River History & PS Marion
マナム・ビジター・インフォメーション・センター内
Mannum Visitor Information Centre
住所: 6 Randell Street, Mannum South Australia 5238
ホームページ: http://www.psmarion.com/
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