No.29 北京旅行のマスト!「万里の長城」
(写真は、黄花城水長城。)
万里の長城(以下、長城)は、1987年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
北方の遊牧民族の侵攻を防ぐために、長い年月をかけて建設され、つなげられた大規模な城壁です。
そのため、1箇所にあるわけではなく、広範囲に及びます。
今回は、いくつかの長城をご紹介したいと思います。
「八達嶺長城(バーダーリン・チャンチェン)」は、1番有名で、アクセスしやすい長城です。
観光客が最も多く、最も混雑する長城でもあります。
「慕田峪長城(ムーティエンユー・チャンチェン)」は、城壁まで、徒歩、リフト、またはケーブルカーで登ることができます。
(どの長城にも当てはまることですが、徒歩だと、城壁にたどり着く頃には疲れてしまいます。
リフトなどに乗るほうが、時間も体力も節約できます。)
上りでリフトを選ぶと、下りは小型ソリのスライドに乗れます。スライドに乗ったことのある知人はみな口々に「楽しい!」と言っています。
「黄花城水長城(フアンフアーチェン・シュエイチャンチェン)」は、一部がダム湖に水没した長城です。
水辺に入り込む城壁が見られ、ユニークな長城と言えます。
(今年、水長城を観光しましたが、敷地内の地図が正しくありませんでした。
西門入り口の地図は、問題ありません。)
整備されていない城壁がありますが、「明代長城」エリアは整備されており、安全に登ることができます。
時間に余裕がある方は、「司馬台長城(スーマータイ・チャンチェン)」まで足を伸ばしてみるのも良いでしょう。
「古北水鎮」から入場しなければなりません。
古北水鎮とは、古い水辺の街をイメージしたテーマパークです。
長城とテーマパーク、それぞれの入場料を払うことになります。
私は両方とも観光したことがあるのですが、どちらも趣があると思いました。
長城だけを観たい方にとっては、時間とお金がもったいなく感じるかも知れません。
司馬台長城から少し北上し、河北省に入ると、「金山嶺長城(ジンサンリン・チャンチェン)」があります。
城壁が連なる光景は、目を見張ります。
金山嶺長城はあまり整備されていないため、安全面に留意しなければなりません。
原始的な城壁が、 魅力の1つでもあります。
体力に自信がある方は、Beijing Hikersの長城ツアーに参加してみてはいかがでしょう。
https://www.beijinghikers.com
参加した知人からは、かなりハードな活動だと聞いています。
(写真は、金山嶺長城。)
byronkoの特派員ブログでは、できるだけ公共交通機関で行きやすい観光スポットをご紹介しています。
長城は、北京の市街地から離れているので、ツアーか車のチャーターがお勧めです。
また、長城を登るのに体力が要ります。
無理は良くありませんが、少なくとも城壁の塔の1つは登っておきたいものです。
傾斜がいかに急であるか、どれぐらいの高さであるか、実際に登ってみないと分かりません。
少しキツい思いをして見る絶景は、さらに印象に残るものとなるでしょう。
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