預言者聖誕祭
文化のモザイク国家といわれるレバノン。大まかにキリスト教とイスラム教の国民が混在しますが、実はその中でもいくつもの宗派に分かれています。それぞれが独自のカレンダー、祝日を持ち、公正を期すためにその全てが国民の祝日になるので、土日、振り替え休日をあわせてそれに金曜日有給をくっつけたら (レバノン人はもちろんくっつけます) もはや一ヶ月の半分は休み!?みたいな月も珍しくありません。
そんなレバノンから今回ご紹介するのは、預言者聖誕祭。日本でもなじみの深いイベントといえばやはりクリスマスですが、レバノンでは同じように預言者ムハンマドの誕生日もお祝いします。イスラム暦(ヒジュラ暦)で、スンニ派は3月12日、シーア派は17日をお祝いするといわれていますが、レバノンの多くの地域ではこの6日間を通しでお祝いします。期間中は、街を歩いているとこの様なお菓子の包みをもらえることもしばしば。
かわいくラッピングされた、お祝いのメッセージ付きのチョコレート。預言者を迎える喜びを分かち合おうという気持ちが伝わります。運転中でも呼び止められてむりやり!渡されることも多いので、期間中はゆっくりめの運転がおすすめです。
毎年行われる海岸沿いのフェスティバル。こちらでは大きなシャワルマ (ケバブ) が焼かれ、無料で振舞われます。もともとは、貧しい人々にもお祝いの食事をしてもらおうという伝統から来た習慣とのこと。
伝統衣装に身を包んだ少年たちが太鼓をたたきながらパレードします。
メッカから来たとされるタペストリーを掲げる少年たち。ご利益を得ようと、多くの人々が行進に連なります。
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日本ではあまりなじみのないイスラム暦ですが、実は iPhoneで簡単に確認できるのはご存知でしょうか。操作は
設定 - メール/連絡先/カレンダー - 別の暦の表示 - イスラム暦を選択
です。
設定より
メール/連絡先/カレンダー を選択
別の暦の表示 を選択
イスラム暦 を選択
通常のカレンダーの下に小さく表示させるのがイスラム歴です。
ご旅行前の祝日、イベント確認にぜひご利用ください!
☆ 預言者聖誕祭 (マウリド・アン=ナビー) イベント
イスラム暦3月12日~17日の週末に行われるようです。マップ表示の海岸通り、マクドナルド付近で開催されます。ハムラより徒歩10分。
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