【IT大国で日本式のIT教育を】~インターネット・アカデミーインド支店~

公開日 : 2015年03月18日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝
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雑居ビルの中に事務所と教室を構え、とても衛生的。

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しかし、なぜIT王国にわざわざ日本のインターネット専門学校が進出しているのでしょうか。

支店長に伺ったところ、理由①インドは、日本の10倍の人口で将来的にも世界最大の民主主義国家という潜在市場規模の大きさがあること。②将来的にインターネット・アカデミーの拠点を世界各国に広げていくうえで、英語圏であるという横展開のしやすさ。③なかでも世界中のIT企業が拠点を構え、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールのIT需要の高さだと話してくれました。

ITの知識に関しては、インドのトップクラスの人のほうが、日本に比べて圧倒的に優れているようですが、それらはすべてのインド人に当てはまるものではなく、ごく一握りのトップクラスの方々の話だと言います。インドの人口は、現在およそ12億5000万人。その1割といっても日本人の絶対数より多くなります。つまりインド人のイメージ=数学ができる。は、マスコミによって取り上げられた一部の人を指しているのです。

一日に停電が何度も起きる。(昔よりはまし)ネットの速度も遅い。電話が繋がりにくい。誰が聞いても分かるようにネット事情ははっきり言って良くはありません。

インドが「IT大国」と言われるのは、ソフト開発が盛んで経済的に急成長しているからで、インドのシリコンバレーと言われている場所もIT企業が集まっているだけとも言えます。独自の文化や歴史のあるインド全土がハイテクになってしまったら、それはそれで旅行者にとってもつまらないような気もしますし、矛盾だらけで未発展の部分が多い国だからこそ私はインドに魅力を感じます。

さて、話しが反れてしまいましたが・・・さらに興味深かったお話は、プログラミングやシステム開発に関する基礎的なエンジニアスキルは、IT系の大学を出た人であれば一般レベルでもそれなりの知識を備えている人が多いそうです。ただ、デザインスキルについては総じて日本人よりも低い傾向を感じるということです。生まれ持ったセンス、育った環境によって影響する部分なのでしょうか。

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では、どんな生徒をターゲットにしているのでしょう。

①基本的には初心者層からを対象に、ITのバックグラウンドを持たない人。

(さらにIT職種に就いてもらうことをサポート)

②Webの活用については、まだ日本よりも遅れているという印象(企業や商店のWebサイト普及率も低い)のため、Web分野のスペシャリストを目指すビジネスマンや起業家。

③嬉しいことに、日本人駐在員の家族を対象とした日本人向け特別クラスも、需要があれば検討。これとは別に、今後日本からの短期留学希望者を対象とした特別クラスを計画中。

夫の駐在に伴い、退職して渡印したマダム達も日本に帰ってからこういったスキルがあると再就職しやすいかもしれませんね。

最後にインターネットアカデミーで学ぶメリットをまとめてみました。

①まずITのバックグラウンドを持たない初心者層からの育成を念頭に置いたカリキュラムなので、誰でもどんなレベルの方でも受講が可能。

②インドのローカルスクールと違い、アメリカボストンのW3Cから直輸入した最新かつ正確な技術情報と、日本で20年培った質の高い教育サービスを受けられる。

※W3Cとは、Web技術の標準化と推進を目的とした、会員制の国際的な産学官共同コンソーシアム。

③インドのローカルスクールの場合は、座学が中心で実践が少ない(場合によっては全くない)傾向がありますが、このスクールでは1人1台のPCを使ってすべてハンズオン形式で実施されるので、授業のなかで理論と実践を合わせて学べる。

④日本で学ぶと40~50万円の講座内容が、ここではおよそ1/7から1/10程度の金額で受講できます。ただし授業進行と教科書はすべて英語。

どんなことでも基礎からシステマティックにしっかり教えられるのは、日本人ならではじゃないかと誇りに思いました。

INTERNET ACADEMY

#223,2ndFloor,Brigade Arcade,Garudacharpalya,Mahadevapura Post,Bangalore560048

+91-80-49533329

www.internetacademy.co.in

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