【ハンピの旅①】~のどかな農村風景を見ながら~

公開日 : 2016年01月05日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

ハンピの旅と言ってもハンピ建造物群を見に行くだけではもったいない。

せっかくなら周辺の遺跡も見ておきたい。

ハンピへ行くのに最寄になるホスペット駅からバーダーミ(Badami)へ向かう。

ベンガルールの北北西。まるで北海道を車で旅しているかのように、道はスムーズで人っ気もなく道中は田園風景とトウモロコシ畑、サトウキビ畑が広がる。

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サリー姿で畑作業をしている人達は人懐っこく、みんなで集まって作業している様子を不思議な顔をして見ていたら「こっちへ来なさいよ。」と笑顔で手招きしてくれた。

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そこでは、女性たちが輪になって落花生の中身を取り出す作業をしていた。田舎のインド人らしい、カメラを持っている人を見れば「写真を撮って!」の嵐となりファインダーを向けると、とびきりの笑顔でポーズを撮ってくれた。

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お土産に収穫したばかりの落花生ひと枝いただいてしまった。

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生で食べるピーナッツは甘くてジューシー。

さらに、路上のあちこちには収穫されたものが道路に広げられていて、その上を車が踏み

つけ走っていく。

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当然、その上を走ると車にも軽い衝撃がくる。

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いったい何のために置かれていたのか?

聞いてみると、これは「Bajra」と言ってチャパティやローティを作る時に必要不可欠な粉実だった。

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都会では、違う種類の粉を使ってチャパティやローティを作るが、田舎では

「Bajra」を使う所もあるそうだ。

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車がふみつけると、房から実が取れるという原始的なやり方。取り出された実はほうきで集められ、臼でひいて粉になる。

クイズ番組の問題にもなりそうな生活の知恵に驚かされた道中であった。

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