ベンガルールでメトロ体験

公開日 : 2016年03月15日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

公共の乗り物は、危険だからできるだけ乗らない方がいいと言われているだけに避けていたメトロ。

しかし、ここに日本の技術が使われているということが気になり、この目で確かめたいと乗ってみた。

6年前、デリーでも日本の技術が使われているメトロを一度は見てみたいと帰国前に乗った経験がある。

そこは、想像を絶する別世界で近代化するインドが垣間見れた。

ホームに入れば、「お前は日本人か?このメトロは日本の技術が使われているんだよ。」といろんな人に声をかけられた思い出がある。

そして、ホームでは順番を待たないインド人が我先に我先にと電車に乗り込んでいった。

デリーでは、通勤などでメトロを使う人も増え、路線も伸びてずいぶん便利になったらしい。

しかし、大気汚染については酷くなる一方。

一方、ベンガルールは2011年に10月に一部の路線が開業したものの、平日の昼間はガラガラ。

反対に土日は、「メトロ乗車体験」という楽しみとして家族連れが訪れるという。

地元新聞には、メトロの開業で渋滞が緩和されずいぶん便利になったと評されているが、

「家から駅まで行くのに、リキシャとバスを乗り継ぎ、さらにメトロ代を払うなんて高すぎるわ。」という庶民の声も聞こえてくる。

実際に、ベンガルールの渋滞は今も続いている。

しかし、予定の路線がどんどん開通していけば話は変わるはず。

現在、開業している路線はパープルラインとグリーンラインの一部の区間。

今回は、最初に開業したパープルラインの区間BaiyappanahalliからMG Roadまでを往復してみた。

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ベンガルールのメトロは、「マナ・メトロ」といってカンナダ後で「私たちのメトロ」という意味。

こちらがそのロゴ。

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我々がスタート地点としたのは、駅終点のBaiyappanahalli。

車両の車庫も見えて、なんだかインドじゃないみたい。

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駅構内に入るにも空港並みの厳しさ。荷物、ボディーチェックは欠かせない。利用客が増えたらどうなるのって若干疑問点も。

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子供料金は、年齢ではなく背の高さで決まる。

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そしてこれが切符ならぬ「TOKEN」

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駅の中は、まるで空港のように広々している。

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さあ、いよいよホームへ。

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先ほどのTOKENをかざして通過。

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ちょっと新鮮!

そして、静かにホームに入ってくる電車。「ドバイみたい!シンガポールみたい!バンコクみたい!」

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メトロと言っても我々が乗ったのは高架を走る部分だけ。

上から眺めるベンガルールの風景はいつもと違ってとても新鮮。

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ところどころ見えるヤシの木は南インドらしさを醸し出していた。

車内では、みなさんお行儀よく座っていた。

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インドの電車というと、半分身を乗り出してギュウギュウ詰めという印象があるが、このメトロを見たらその印象は変わるはず。

日本をはじめ、インド以外の国の技術が入るとその部分だけ異空間が出来上がるのかもしれない。

電車を降り、改札口へ。

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TOKENをこの中に入れて目的地に到着。

今回は、平日の昼間に行ったせいか静かなメトロ体験となりました。

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