シンガポールじゃない「ドビーゴート」
万国旗のように布がはためいている場所がベンガルールにある。
いや、インド各地にはまだこういった場所がたくさんある。近づいて見てみるとそれは洗濯物の数々。
ドビーゴートとは、ヒンディー語で「洗う場所」の意味。また、洗濯する人をドビーと言う。つまりここは、洗濯場なのである。シンガポールにある駅名と同じである。今は乗り換え便利な繁華街も昔はそういう場所だったのかと名前からして分かってしまう。
しかも古代遺跡のようなところで、人々は石に洗濯物を叩き付け棒石鹸を使ってゴシゴシと洗っている。
布が傷みそう。破れていてもおかしくはない。とにかく見ていて気の遠くなるような作業。家庭でも洗濯機のない家では
手洗いが普通のインドだが、この量でも手洗いというのは仕事とはいえ気の毒になってしまった。
そこで、見覚えのあるレストランのユニフォームを発見してしまった。病院のユニフォームまでも。
と同時に自分がいつも出しているクリーニング屋さんが「ドライで!」とお願いしてもここで洗っていたらどうしようか...なんてちょっぴり不安になってしまった。
洗い終わった洗濯物は、長いロープに綺麗に吊るされ干される。
ここにも牛たちがいた。
デジタルとアナログ。まだまだ混在しているインドの素朴な光景である。
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