Berlin Welcome Card を買うか、BVG(ベルリン市交通局)の1日乗車券・1週間券にするか?

公開日 : 2019年01月10日
最終更新 :

 ベルリンを訪れるツアリスト向けの特典チケットとして、市内交通フリーパス+見所の割引がついた Berlin Welcome Card (ベルリン ウェルカムカード)というのがあります。

 世界中から訪れる多くのツアリストが毎日このカードを買っていると思われますが、私は日本人旅行者にはあまりお得感がないと思うので、オススメはしていません。

 なぜかというと、Welcome Card のウリは「200を越す提携先のサービス料金が、25~50%の大幅割引になる」ことにあるのですが、そのほとんどがおそらく現時点では日本人にはあまり人気のない(もしくは知名度が低いため足を運ばない)施設の割引だからです。(ちなみに、似たサービスで「シティツアーカード CityTourCard」というのもありますが、提携先が少ないのでさらにおすすめしません(^^;))

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 200箇所以上ある提携割引先の一覧はこちらです⇒(https://www.berlin-welcomecard.de/en/partners)英語(もしくはドイツ語)に問題ない人であれば楽しめる内容のツアーの割引や、ミュージアム・ギャラリーの割引、オペラやシアター、バーやレストランの割引などなどとてもお得に見えますが、結局は割引されるだけなのである程度の料金は支払わなければいけませんし。

 それよりも私がおすすめしているのは、滞在日数に合わせて BVG(ベルリン交通局)の一日乗車券(AB区間7,00ユーロ)や、1週間券(AB区間30,00ユーロ)を購入することと、ミュージアム巡りがしたい方にはMuseum pass(ミュージアム・パス・3日間有効・29,00ユーロ)を組み合わせて使用することです。(詳細はこちら⇒『3日間ベルリンのミュージアムに入り放題!オトクなミュージアム・パス Museum Pass』

 ミュージアム・パスを購入すれば、世界遺産にもなっている博物館島の5箇所のミュージアムを含む、日本人に人気のある博物館・美術館はたいていフリーパスで入場できます。(対象施設一覧はこちら☆) 観光客に人気だけれどこのミュージアムパスでは入場できない施設としては、 DDR博物館や壁博物館、ベルリン大聖堂等、でしょうか。(まさにこの3箇所だけを訪れたい!という人はWelcome Card を買ってもよいですね。ただ、壁博物館は高い割には展示が微妙なので(^^;) 私はおすすめしませんが。)

 ...というのが以前までの私の考えだったのですが。Welcome Card も進化していまして。滞在日数に合わせて細かく選べるようになっているのはメリット! 

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↑オフィシャルサイトより https://www.berlin-welcomecard.de/en

 例えば、ベルリンに2泊3日で初日の午後~3日目の午後までまるっと48時間くらい滞在する人なら、1日乗車券を3日分買うよりも、Welcome Card の48時間を買ったほうが得です。 

 でも、そんなに移動しまくって観光するかどうか、ホテルの立地やご自身が見たいエリアにもよりますからね。徒歩で十分回れるところしか行かないのであれば、そもそも交通チケットはいらないし。(とはいえベルリンはとても広いから、徒歩だけで回るのはかなり無理がありますが...。) というわけで。これからベルリンへ観光に来る方で Welcome Card を買おうかどうか迷っている方へ。

 「私は有名観光スポットをたくさん回りたい!」と思っている方や、「行く前から、どこで何を見るかとかあれこれ考えるのが面倒!」という方(笑)は、滞在日数分のWelcome Card を購入してください! 

 ラクなのは間違いないです。 購入は、ベルリン到着時の空港や中央駅にあるツアリストインフォなどで。(Welcome Card自体は見た目は普通の切符なので、自販機でも買えます。でもそうすると特典の小冊子・地図がもらえないので対面カウンターで買うのがいいです。) 

 「いや、私は街をブラブラしてカフェに行ったり小さなギャラリーに行ったりするのが目的だから、有名観光スポットの割引は必要ない!」という方は、1日乗車券や7日券を組み合わせて使ってください。

   切符の購入は、自販機や、BVGのカウンターで。(こちらの記事もぜひ参考に。⇒『ベルリン市内交通 2019年1月からの新料金と、旅行者におすすめのチケット』

そして Welcome Card も通常のBVGの切符も、使用開始時に刻印機で打刻をするのをお忘れなく!

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