1月6日は、三賢者の日!
スイスで生活していると、キリスト教徒でなくても日常生活でキリスト教は切り離せません。
一番キリスト教を意識するのは、たくさんある祝日のときです。
ちなみに、スイスでは、国が定める祝日は、8月1日の国立記念日のみです。
その他の祝日は、州が決定しているので、州によって、祝日が違ったりします。
会社の祝日は、勤務地で決まるのが通常なので、例えば、ベルンで勤務するチューリッヒ在住の社員は、5月1日のメーデーは仕事日となります。
小さい子どもがいる社員は、子どもの学校に合わせて、自宅のある地域の祝日に有休を取ることがよくありますね。
話がそれましたが、1月6日はお休みではありませんが、キリスト教の1つの大きなイベントの日で、キリスト教徒でなくてもこの日には特別なパンを食べる人が多いでしょう。
こんなパンです↓。
これは、6日にチューリッヒのホテルの朝食に出されていました。
お饅頭のようなレーズン入りの丸パンがくっついたパンで、丸パンを一人ずつ取り、プラスチックの白い王様が入った丸パンを食べた人が一日王冠を被っていられるということなんですね。
こちらは、ベルン駅で購入した三賢者のパンで、1つ目の丸パンで見事に王様が当たりました。
スイスは、九州ほどの国土ですが、この三賢者のパンも地域によって形も味も違うのです。
ドイツ語圏では、上の写真のようなパンですが、フランス語圏では、クリームパイといったところでしょうか。
フランス語圏に住む【スイス情報.com】のスタッフが情報を発信してくれています。
【ガレット・デ・ロワ】 本日1月6日はガレット・デ・ロワ!!! 皆さんもう食べましたか?? パイのようなものにアーモンドクリームが入っているものとパンのようなものがあります。地域によって違うようですね。 その中にフェーヴと...Posted by スイス情報.com on 2016年1月6日
また、場所によっては、三賢者に仮装した子供たちがお店を訪問したりして人前でパフォーマンスをしてお小遣いをもらうのが習慣になっているところもあるようです。
こちらの動画は、随分前に撮影しましたが、こんな素朴なパフォーマンスをする習慣が今でもあって欲しいと願うばかりです。
ところで、「三賢者」は誰かご存じですか?
キリスト教との関係は何でしょう?
「三賢者」は、「東方も三博士」とも言われます。
この機会に、ググってみてはいかがでしょうか?
そして、このときにしか体験できないイベントを体験しに、来年のスイス旅行を計画されてはいかがでしょう?
今月のお題 『2016年イベント』
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筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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