ベルン在住日本人によるベルン市観光ルート・その1
3月のお題は、『1日モデルプラン』。
ゴールデンウイークを前に、「お住まいの都市・街の特派員さんおすすめスケジュールを教えてください」とのことなので、ベルンをご紹介します!
ベルンは、一国の首都と言えども、スイス旅行の日程から外されことも多いです。
ベルン観光と言っても、移動の途中に2,3時間来るパターンが多いでしょうか。
限られた旅行日数でベルンをのんびりと散策する時間はないかもしれませんが、ベルン在住日本人からの目線で、ベルンの観光案内をしましょう。
ベルン駅から出発して、ベルン駅に戻ってくるコースです。
①ベルン駅
ベルン駅の建物内は、ちょっとしたショッピング街になっています。
駅を出た市街地と違い日曜日も開いていて、営業時間も長いので、旅行者の強い味方です。
スイスのレストランでの食事は、節約観光者には、大きな痛手となるので、食費にお金をかけたくないなら、ベルン駅にもあるコープ(Coop)やミグロ(Migros)で軽食を調達すると良いでしょう。
②アーケード街
ベルン駅から、路面電車(トラム)が通る道をクマ園(Bärenpark)に向かって歩きます。
そこはもうベルンの特徴であるアーケード街になっています。
ベルン観光も晴れに越したことはないですが、アーケードのお陰で雨の日のショッピングも比較的楽です。
(マルクト通り・Marktgasse)
③ベーレン広場(Bärenplatz)・ヴァイセンハウス広場(Waisenhausplatz)・ブンデス広場(Bundesplatz)
ベルン駅から1つ目の停留所がベーレン広場(Bärenplatz)です。歩いてもベルン駅から数分です。
ベルン駅から進行方向に向かって右がベーレン広場(Bärenplatz)、道路を渡って左がヴァイセンハウス広場(Waisenhausplatz)です。
ベーレン広場(Bärenplatz)の向うには連邦議会議事堂(Bundeshaus)が堂々とそびえ立っていますが、連邦議会議事堂の広場がブンデス広場(Bundesplatz)です。
この3つの広場では、火曜日や週末には、マーケットや模様しものが開かれています。
ベルンの地元の旬野菜や果物、それに、多種のチーズやハムを眺めるだけでも楽しいでしょう。
試食をさせてくれるお店もありますので、のんびりと見学して、地元の食材に舌鼓を鳴らしてみてはいかがでしょうか。
天気の良いお昼休憩中は、広場の周りの1,2段のステップや、広場の地べたは、お弁当やテイクアウトを持って日光浴をしながらお昼を食べる人で一杯になりますよ。
(ブンデス広場の噴水とダンスに興じる人たち。向うの建物が連邦議会議事堂)
④連邦議会議事堂(Bundeshaus)
ベーレン広場(Bärenplatz)からブンデス広場(Bundesplatz)方向を見ると、一目重要だとわかる建物があります。
連邦議会議事堂(Bundeshaus)です。
誰でも建物に触れることができ、建物の裏は庶民の憩いの場にもなっていたりと、日本の国会議事堂とは、随分違う雰囲気です。
ブンデス広場から連邦議会議事堂の向こうにあるテラスに行って見てください。
天気が良く、雲が晴れていれば、アイガー・メンヒ・ユングフラウのベルナーオーバーランドを拝めますよ!
アルプスが見えなくても、高台からのアーレ川の眺めるは素敵です。
なお、連邦議会議事堂は、ほぼ毎日無料ガイドツアーをしています。
こちらのブログでご紹介していますよ。
⑤スイス中央銀行
ベルン観光中、連邦議事堂まで来て、スイス銀行の建物を見逃す方は多いのではないでしょうか。
長年守っていた秘密保持も今年から崩れてしまいましたが、これが世界で知られる「スイス銀行」か~と貫録を感じますよ。
ちなみに現在建物は改装中です。
(右手奥がスイス銀行の建物)
ベルン在住日本人によるベルン観光お勧めコース、続きます!
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(3月お題"1日モデルプラン")
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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