スイスの2017年お子様向けサマースクール

公開日 : 2016年12月20日
最終更新 :

まだ冬休みも始まっていませんが、来年の夏休みのお話しをしたいと思います。

妊娠中のお母さんから幼稚園児、小学生、中学生、高校生のお子さんをお持ちのご家族は、特に耳を傾けてくだされば嬉しいです。

私が代表を務めるスイス留学.comは、おしめがまだ取れたか取れていないかの3歳幼児から大学進学前の20歳までのお子様のスイス留学のお手伝いをしています。

2016_Swiss_Study_Rosenberg_640x480_credit.jpg

スイスには世界でも有数のインターナショナルボーディングスクール(国際寄宿学校)があり、3~20歳の子供たちが親元を離れ寮生活をしています。多い学校では100か国以上の国籍の生徒が在籍しているのですよ。

寄宿学校が夏休みの間、2週間~2か月ほど、短期留学としてサマースクールを開催しています。

0-2016_Swiss_Study_PreFleuri_640x480_credit.jpg

「短期留学について話すなら、今の季節、ウインターかスプリングなんじゃない!?」

と、お思いかもしれませんが、スイスのサマースクールは、知る人ぞ知る特異な環境の中で開催されるプログラムで、前年の11月には満席になる学校もあるのです!

しかも、スイスの夏は、観光シーズン真っ只中!春にまだサマースクールの空席があっても、希望のフライト満席だったり、随分と高額になっていたりするので、渡航手段を早めに確保しておく必要があります。

00-2016_Swiss_Study_TASIS_Lunch_640x480_credit.jpg

スイス留学の何が「特異」かと言うと。。。

1) 治安はの良さは世界トップクラス

このご時世、「子どもに海外体験をさせたいけれども、日本国外に出すのは不安」と思われるご家族は大変多いです。

そうお考えのご家族でも「この国なら安心」と思うのは、「スイス」ではないでしょうか。

1-2016_Swiss_Study_MonteRosa_640x480_credit.jpg

寄宿学校の裏庭

2) 国際環境

スイスと言えば、ネスレなどの多国籍企業や国連など国際機関が多く所在しています。このような組織にお勤めのご家族の子どもたちも通学生や寮生として寄宿学校に在籍しています。学校が夏休みの間、家族の国で過ごす生徒も多いですが、スイスに留まり自分の学校や別の学校のサマープログラムに参加する子どもたちもいます。

しかし、サマースクールに参加する子どもたちの大半は、サマースクールに参加するためだけにスイスにやってきます。

それも、世界中から!

地球上のすべての大陸から子どもたちやってきます。

もちろん、英語を話す子どもばかりではありません。

アメリカやイギリスで開催されるサマープログラムは現地の子どもたちが大半を占めると聞いていますが、スイスでは1つの国出身の子どもたちが過半数を超えることはありません。

2-2016_Swiss_Study_FlightView_640x480_credit.jpg

レマン湖とアルプス山脈~ジュネーブ空港着陸前の機内から

3) 大自然

EU諸国に囲まれたスイスには海こそないものの、山、川、湖など、様々な屋外アクティビティが堪能できる環境にあります。寄宿学校はアルプスの中にあったり、レマン湖の湖畔にあったり、湖や町が望める山中や丘にあったりと、校舎を一歩出れば自然が待っています。色んな国からのクラスメートと学習に励んだ後は、五感と体を使って、絶景の中でスポーツに興じたり、湖でボートに乗ったり、スイスの観光名所を訪問したりします。

今お世話させていただいている6歳の女の子が留学する前に「スイス留学でやってみたいこと」は、「お花摘み」でした。

東京は緑の多い都会で知られています。確かに公園も多くあります。しかし、公園で咲いている花々は、全て人造。わざと植えてある花ですので、摘むことはできません。

都会には、ハイジのお家の周りに広がる野原に自然に咲く花々はないのです。

野花摘みをしたいなら、ハイジの国、スイスにお越しください。スイスの「都心」と呼ばれるチューリッヒやジュネーブでさえも花摘みができることでしょう。

ましてや、野原が広がるボーディングスクールの敷地には、春先から摘み切れない花々が咲いています。

3-2016_Swiss_Study_TASIS_640x480_credit.jpg

緑豊かなボーディンススクールの校庭

4) 低年齢受入

スイスの寄宿学校は、低年齢受け入れで知られています。特に幼児期の成長度合はそれぞれなので、一概に3歳なら必ずとは限りませんが、3、4歳からご家族と離れ、寮生活を体験することができます。

スイスのサマースクールで初めてご家族と離れて外泊するという日本からのお子様も少なくありません。

日中はたくさんのアクティビティが組まれていてホームシックになる暇がないのですが、就寝前は寂しくなりがちです。日中の疲れから直ぐに寝入るお子様もいれば、薄暗い寮室で泣いてしまうお子様もいます。でも、ご安心ください。学校はあらゆるお子様の対応に慣れていますし、私たち日本人スタッフもスイスにいます。学校が対応しきれない状況になっても、私たちがお子様をケアいたします。

お子様は、ご家族に会いたいという想いはいつまでも持ち続けますが、ほとんどの場合、ホームシックを感じたり寂しくて泣いてしまったりすることは、最初の数日で解消します。ご家族もお子様を信じて、忍耐強くお子様が寮生活に慣れることを待ってくださいね。

4-2016_Swiss_Study_Atsuki_640x480_credit.jpg

今年3週間寮生活をした4歳のアツキ君

5) 国の公用語でない英語を学習

スイスでは何語が話されているかご存知ですか?正式には、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語です。

下記のページにあるように、大半の寄宿学校がフランス語圏にあります。

私はスイスに移住する前、「英語=アメリカ英語」の知識でした。

ハリウッド映画やアメリカ音楽もスイスで人気ですが、スイス人が使う英語はイギリス英語よりではないかと感じています。

スイスには、様々なバックグラウンドの世界中の人たちが、世界各地で生活し、それぞれの英語を話しています。

私は、30を過ぎてスイスに来て、「英語はこんなに多様なのか!?」とカルチャーショックならぬエイゴショックを受けました。

幼い時から、色んな英語に慣れるのも良いことではないでしょうか。

5-2016_Swiss_Study_LaGarenne_640x480_credit.jpg

多国籍の生徒と英語を学ぶ

6) 英語ともう一言語(フランス語・ドイツ語・イタリア語)を学習

サマースクールなど短期留学の場合はそれほど気にしなくても良いですが、1年の大半をスイスで過ごす正規留学の場合、英語以外に何語を習得したいかを考慮して学校選びをするとよいでしょう。

今の小学生が大人になるころには、英語が話せて「当たり前」となることでしょう。

日本語、英語、そして、もう1言語、ビジネスで使える言語があると、将来とても有利になると考えます。

ちなみに、多国語国家のスイスでは、ドイツ語、フランス語、英語など3か国語を話すのは「普通」とみなされています。

多国語メンタリティーの環境の中、英語以外の言語の習得にもチャレンジしてもらいたいものです。

6-2016_Swiss_Study_Karen_640x480_credit.jpg

英語とフランス語を習得中のカレンちゃん

学校によっては、サマースクールや正規留学で英語をメインにやるコースとフランス語やドイツ語など地元の言語をメインとしたコースが提供されています。

日本でインターナショナルスクールに通っているお子さんが、サマースクールで、敢えてフランス語を選択するケースが増えてきています。

授業以外では英語を使う機会も多くあるので、2か国語環境を体験するとても良い機会です。

7-2016_Swiss_Study_Sena_640x480_credit.jpg

弊社渡航同行サポート付きでサマースクールに参加したセナちゃん

2017年のスイスサマースクールについて

スイスの夏は30度を超えると「暑い」です。湿度も低いので、少々気温が高くなっても日陰に入れば快適です。

しかも、スイスの寄宿学校のほとんどはアルプスの山中にあるので、気温もそれほど上がりませんし、朝晩は上着が必要なほどです。

ムシムシの日本の夏を飛び出して、清々しいスイスの夏を体験されてはいかがでしょうか。

一部の学校のサマープログラムは既に満席になっています。冬休み中にご家族で夏休みの計画を立ててみてください。

毎年、低年齢のお子様をお持ちのご家族から、渡航同行の依頼を受けます。これまでは個別対応をさせていただいておりましたが、来年のサマースクールは、レマン湖の眺めが美しい1874年創立の学校と提携し、渡航同行付きで成田から直行便で行けるサマースクールツアーを企画いたしました。

学習言語は、英語、フランス語、ドイツ語から選択でき、スイスの都市や博物館を訪問したり、スイスチーズやチョコレート、そして大自然を堪能できるプログラムとなっております。

こちらの学校の校舎からのレマン湖の眺めです。 

8-2016_Swiss_Study_LakeLemon_640x480_credit.jpg

10名以下の少人数の企画ですので、お早目にお申込みください。

今年のクリスマスプレゼントに又は来年のお年玉として、お子様にスイスのサマースクールをプレゼントされてはいかがでしょうか?

この記事が役に立ったら、このリンク⇒にほんブログ村をクリックしてくださいね!

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。