街がカラフルになる日、ファスナハト ( 謝肉祭 )
年が開けると始まるイベントが「ファスナハト (Fasnacht)」= 謝肉祭です。
四旬節前になるとスイス各地で行なわれる伝統のお祭りで、かつては宗教的な色が濃かったイベントでしたが、現在では冬を追い払い春を迎え入れる伝統行事として、スイス各地で行われる冬の一大イベントです。
今回はチューリッヒ州ウールドルフ (Urdorf, Zürich)のファスナハトを訪れたのでレポートしたいと思います。
こちらのバッジはスイスドイツ語で「プラケッテ (Plakette)」と言い、デザインもお値段もファスナハトが行われる街で違います。
ウールドルフでは6フラン販売しており、こちらを購入し上着に付けてパレードに参加します。
今年はあいにくの雨でしたが、パレードでは様々なコスチュームに身を包み観客を楽しませてくれましたよ。
私が到着したことにはすでに道路はカラフルなピンク色に!
ファスナハトの見所でもある、こちらのモンスタートラック。
トラクターやトラックに飾りを施し、パレード内をゆっくりと走行していきます。
各グループごとにテーマも様々です。
こちらのトラックはヨーロッパでも大人気の子供向けコミック「アステリクスとオベリクス (Astérix et Obélix contre César)」がテーマだったようで、主人公の格好をしてパレードに参加されていました。
パレードの途中に投げ飛ばす振りをしたりと、グッケンムージックが鳴り響く中楽しいパフォーマンスを披露してくれましたよ。
他にも魔法使いのようなかわいい装いのグループも発見。
手にぶら下げているカゴには甘いお菓子が入っており、観客たちに配ってくれます。
しかし、お菓子だけではなく紙吹雪も飛ばされるのでご注意を!
中には木製のマスクを付けているグループもいて、その装いは怖い顔でしたよ〜。
飴やお菓子を手渡ししてくれますが、小さなお子さんは強かったのではないかと思います。
パレード中は紙吹雪を飛ばされたり飴やお菓子をもらったりと、アメとムチのファスナハトだなと感じたイベントでしたが、こちらのイベントが終わると春が待ち遠しくなります。
この時期にスイスへご旅行で来られる方は、スイス各地で行われるファスナハトに参加してみてはいかがでしょうか。
<スイス3大ファスナハトの様子はこちらからもどうぞ>
http://bit.ly/2sO5RA4
<開催日時>
2月または3月
<主催者・お問い合わせ>
Clique Schäflibach Urdorf
Postfach 153
CH-8902 Urdorf
www.cliqueschaeflibach.ch (独語)
写真撮影日:2018年2月17日
※掲載されたイベントの今年分は終了しています。翌年以降の開催日時・場所は主催者側へ事前に確認してからお出かけされることをお勧め致します。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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