スイスでのコロナウイルス事情

公開日 : 2020年02月28日
最終更新 :

ミラノでの感染者報道があってから、ウイルスはすぐにスイスにも広がり、2月25日のスイス患者第一号が報道されてからは、あれよあれよとスイスでの感染者が増えています。

スイス政府は、今朝、3月15日まで1,000人以上の大規模イベントを禁止すると発表しました。

今は、カーニバルの季節ですが、スイス各地のカーニバル同様、今週末のベルンのカーニバル(ドイツ語でファスナハト)も中止となりました。

今週末は友人が企画していた日本語とドイツ語のタンデムレッスンもに参加する予定でしたが、それも、しぶしぶ中止となりました。参加者は12人ほどなので禁止ではなかったですが、個室でのおしゃべり空間となると、レッスン後に全員が感染していてもおかしくない状況なので、主催者が中止を決断しました。

このような地元の行事のみならず、時計見本市「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(旧SIHH)」、同様に時計見本市の「バーゼルワールド」、そして、今年90周年記念の開催だった「ジュネーブモーターショー」も3月2日のプレスデーを前にキャンセルを発表しました。

(「バーゼルワールド」は、正式には、来年1月まで「延期」する、と発表していますが)

「ジュネーブモーターショー」は、一般公開前の4日に訪問する予定だったので、残念です。

一昨年までクリスマス前に天皇誕生日祝賀レセプションがありましたが、新年号になって初の天皇誕生日祝賀レセプションが先週ベルンで行われました。

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参加者は1000人以下だったと思いますが、かなり密度が高く各国の要人が招待されてるイベントなので、1週間遅れていたら、キャンセルになっていたことでしょう。

弊社の事業にも少なからず影響が出ていて、まず、スイス情報.comのサイトに掲載してあるイベントカレンダーに「中止」になったことをアップデートしています。

それから、3月、4月にスイスのボーディングスクールを体験留学したり訪問したりする予定がキャンセルになってしまいました。

4月からボーディングスクールに留学予定のお子様もいらっしゃるので、今の状態が続くのであれば、学校に入寮が認められるよう、入寮前に日本を出国して別の国で2週間過ごすか、留学を延期するか、の選択になりそうです。

気温が上がれば、ウイルスの活動も治まるということですが、今の情勢から今年のサマースクールを見送るご家族も多いようです。

ここ数日で、当社へのサマースクールのお問い合わせもぱったりと止まってしまいました。

4月には状況が変わっていてほしいものです。

ちなみに、天皇誕生日祝賀レセプションで配布させていただいたグッズです。

20200220_Bern_EmperorsBirthdayReception_torolin.JPG

ポストイットとポケットミラー

最後に、刻々と状況が変わる中、とても古い情報になってしまいますが、弊社スタッフのブログ記事を転記しますね。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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