新型コロナウイルス緩和「義務教育再開」後とスイス留学や日本食材、旬のお花動画

公開日 : 2020年05月20日
最終更新 :

■ 小中校登校再開から10日

スイスの小中学校の登校が再開されてから10日が経ちます。

自粛規制が緩和されることで、新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数が増えることが懸念されていましたが、今のところ、そこまで拡大していないようです。

今月27日には、すでに許可されているEU以外からのスイスへの渡航の制限解除が発表されることになっています。

スイスの観光業への打撃を考えると、夏場には観光客が自由に行き来できるまで新型コロナウイルスが収束していることを願っています。

■ スイスのサマースクール

スイスの夏といえば、例年であれば、世界各地から子供たちがスイス各地のボーディングスクール(寄宿学校)で開催されるサマースクールに参加します。

現在のところ、例年どおりの日程で開催を予定している学校もあれば、日程や開催期間を変更して開催または残念ながら開催の中止を決定した学校もあります。

開催するにしても3密を避ける配慮がされると思われるので、アクティビティの内容に変更があると推察します。

日本では、夏休みが1週間になる、という学校もあるようですね。

毎年、夏休みを待たず、6月から学校を休んでスイスのサマースクールに参加するお子様もいらっしゃいますが、やはり、多くの参加者は7月20日以降です。

学校の授業が夏休み期間中に実施されるのであれば、2020年の夏は日本国内でも海外でもサマースクールの参加を取りやめる方が多いことでしょう。

スイスのサマースクールには、EU諸国からの参加者も多いので、学校としては開催に支障がないのかもしれませんが、例年気を配っている参加者の偏りのない国や母国語を形成することは難しいでしょう。

この点でいえば、もし今年のスイスのサマースクールに参加できるのであれば、日本人がほぼいない環境で国際感覚を磨くいい機会になるかもしれません。

■4月留学延期による個人的な影響

弊社では、3月に日本で1学年を終え、4月からスイス留学を開始予定だった数名のお子さまのご家族をお世話させていただいています。

日本までお子さまをお迎えに行くというサポートも提供しているので、4月には2度、日本・スイス間を往復する予定でした。

今年は2月に日本に帰省していましたが、また4月に帰国予定があったので、日本での「買い込み」をしていませんでした。

4月の留学が延期となり、渡航がキャンセルされた今、自宅では、日本食材が消える寸前です。

私はすでに人生の半分以上を海外で過ごしていますし、「雑食」のため日本食材がないと生活できない、というタイプではありません。

しかしながら、自宅のあらゆる収納スペースに確保しておいた日本食材が一掃される日が来るとは思いませんでしたね。

保管していたのを忘れていた(賞味期限切れの!)食材も発見できたので、いい機会だったな~、と思うことにしています(海外生活あるあるだと思いますが、個人的には日本食材の「賞味期限」に惑わされたことはありません。視覚、味覚で食べられるかを判断します)。

■バラ公園の見頃のお花たち

さて、前回、ベルンのバラ公園が開園していることをお知らせしました。

ご近所のあやめは見頃のピークを越えていますが、バラ公園のあやめは、これからが見ごろでした!

■いろんな果物も実り初めています!

近所の農家のリンゴの木やサクランボの木には、実が実り始めています。

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自然を感じながら日々を過ごせることをとても幸せに感じます(老いの境地?)。

日本の新型コロナウイルス自粛もあともう一歩!といったところでしょうか。

また、自由に外出でき海外旅行もできる日まで、今まで多忙で気に留める余裕がなかった日常の些細なことに幸せを感じてみるいい機会ととらえてみましょうね。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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