スイスでも新型コロナウイルス新規感染者数急増で新たな規制
フランスなどの新規感染者数の増加に比べると桁がちがいますが、スイスでも新型コロナウイルス新規感染者数が増えています。
新型コロナウイルスがスイスに広まってきた初期は、赤いポスターでの注意喚起でした。
閉鎖されていたお店が開店を許可されたころからは、青色のポスターに変わり、最近ではオレンジ色のポスターに変わりつつありました。
(遠目で撮ったので鮮明でなくてごめんなさい。)
オレンジ色を使うことで「危機感」を感じさせないように変わっていっているのかな~と思っていたところだったので、現在の新規感染者数増加はとても残念です。
スイスでの新規感染者数
在スイス日本国大使館の発表によると、昨日10月23日の前日比の新規感染者数は、6592人とさらに過去最多数を記録したとのことです。
スイスの各州が独自の規制を発表するなか、ベルン州は昨日、以下の発表をしました。
在スイス日本国大使館からのお知らせの引用:
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<10月24日(土)午前0時から11月23日(月)まで>
1 参加者が15人を超えるイベントの開催が禁止されます。
家族間、友人間のイベントに加え、クリスマスの食事会・アペロ等、社会的性格を持つ業務上のイベントも禁止の対象に含まれます。
葬儀は、マスク着用及び連絡先情報の作成を条件に参加者が15人を超える規模での開催が可能となります。
今週末(10月24日及び25日)に既に予定されている結婚式、誕生会等の私的イベントは開催可能です。
2 自治体・議会の会合(委員会を含む)は、感染防止コンセプトの策定を条件に参加者が15人を超える規模での開催が可能です。
3 見本市の開催が禁止されるとともに、市場において、現地で飲食するための飲食物の提供が禁止されます。
4 以下の施設が閉鎖されます。
バー、クラブ、ディスコ、ダンスホール、美術館・博物館、図書館・公文書館の閲覧エリア、映画館、コンサート会場、劇場、カジノ、ゲームセンター、スポーツ・フィットネスセンター、スイミングプール及びウェルネスセンター(ホテル内の宿泊客のみが利用する施設を除く)。
5 公共の建物に付属するポーチや軒下においてもマスク着用義務の対象となります。
職場内においては、個室の場合を除きマスク着用が推奨されます。
6 団体競技の試合及びトレーニングが禁止されます。
サッカー、アイスホッケー、ハンドボール、バレーボール及び大学ホッケーのトップリーグは、無観客を条件に対象外となります。
7 常に密接な身体的接触を伴うスポーツは、職業的競技者を除き禁止されます。
<10月26日(月)以降>
1 飲食店において、入店者数が同時に100人以内に制限されるとともに、1テーブル当たりの着席人数が最大4人に制限されます(グループが同居者のみで構成される場合を除く)。
2 飲食店は、午後11時から午前6時まで営業が禁止されます。
既に許可されている深夜営業は取り消しとなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フィットネスジムの様子
前回のブログ↓で、
========================
「新規感染者数最多更新:ウィズコロナ生活に突入しているスイスの日常」
========================
「アクリル板で保護されている受付スタッフはマスクの着用を免除されているようですが」と書きましたが、受付スタッフがマスク着用をしていなかったのを見たのは、12日の初日のみで、そのあとは受付スタッフもマスクを着用していました。
そして、前回のブログで写真を掲載した、「マスク掛け」にも進展がありました。
昨日、グループレッスンに参加したところ、「マスクを裸で掛けているのはよくない」ということで、フィットネスジムのロゴ入りの袋をもらいました。簡易なリュックにもなる大きさの袋です。
この袋にマスクを入れて、マスク掛けに掛けるようにとのことでしたが、袋を使い回しするのはどうなのかな?と思った次第です......
袋をもらったのが、23日金曜日。
冒頭の引用部分にあるように、同日にフィットネスセンターが翌日の今日、10月24日土曜日から閉鎖されることが発表されたので、この袋もしばらくお蔵入りです。
フィットネスジムの営業が6月に再開されてから、同室で行われるグループレッスンと次のグループレッスンまで、最低20分の間(換気時間)を設けないといけないことになっていました。
その時間を設けなくてよくなるのでグループレッスンの時間が変更されると、昨日、インストラクターが話をしていたので、フィットネスジムとしても、昨日のベルン州の発表には驚いたことでしょう。
一利用者としても、早い再開を心待ちにしています。
次の帰省は叶うかな?
9月に日本帰省を強行しましたが、現在スイス留学中のお子様を12月に日本にお連れし、来年1月に再びスイスへ同行する予定となっています。
まだまだ航空便のキャンセルが収まらないですが、無事に渡航できることを願っています。
9月のビジネスクラスの渡航の様子はこちらからご覧いただけます。
それでは、今日はこのへんで!
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。