①渡航準備編:コロナ禍の欧州渡航、同便で9月と1月の違い!
2021年初の投稿となります!
遅ればせながら、あけましておめでとうございます!
今年も細々と投稿を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で、1年の予定が大幅に変更になった方も多かったことでしょう。
『地球の歩き方』の読者の皆様は、きっと、何かしらの「旅行」をキャンセルしなければならかったのではないでしょうか。
私ももちろんそのひとりで、2020年が始まった段階では、スイスのボーディングスクールに留学予定だったお子様の渡航同行でもっと頻繁に日本・スイス間を行き来している予定でした。
しかし、留学のキャンセルや延期があったり、留学生を受け入れている学校も1週間ほどの秋休みを取りやめたりして、児童生徒が退寮しなくてもよい措置をしてくれたりしたため、私の渡航同行数も減りました。
渡航数は減ったものの、何度か渡航をしているので、その体験談をこちらのブログで書かせてもらっています。
昨年2020年は、日本・ヨーロッパ間の航空便に影響が出始めた3月以降、9月と12月にスイスと日本を2度往復しました。
9月の渡航については、こちらをご覧ください。
12月の渡航については、こちらをご覧ください。
■ 2020年9月に利用した便とほぼ同じ便で再び日本へ ■
9月と12月の渡航は、航空会社や席のクラスが違ったこともあり、比較がよくできませんでした。
今月の渡航は、9月のKLM便とほぼ同じだったので、いろいろと違いを紹介したいと思います。
9月の便との違いは、スイスの空港です。
9月はチューリッヒ空港から、1月の今回はジュネーブ空港から出発しました。
長文となるので、 今回も分割してご紹介しますね。
今回の記事→ 1) 渡航準備編
2) チェックイン~渡航編
3) 関空到着~自己隔離編
~渡航準備編~
違い① 日本政府からの搭乗前のPCR陰性結果要求
昨年2020年12月28日から、スイスから日本へ入国する渡航者は、PCR検査の陰性結果証明が必要となりました。
陰性結果証明がなければ、指定される宿泊施設で隔離生活を送らなければならないとのことでした。
「指定宿泊施設の滞在は無料なのかしら?」と思いつつ、すでにホテルを予約していたので、PCR検査をスイスで受けることにしました。^^
陰性結果証明書には、渡航者の生年月日やパスポート番号などが記載されているように、と証明書のテンプレートも用意されています。
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有効な「出国前検査証明」フォーマット:
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テンプレートを使わなくても、必要項目が日本語または英語で記載されていれば、OKとのことでした。
私はベルン駅近くのクリニックでPCR検査を受けていますが、いつもドイツ語で陰性結果証明書をもらっていました。
今回は、日本への渡航のために指定されたフォームに記入してほしいと検査時に伝えると、「陰性結果後、署名するので後日来てください」とのこと。
特に、英語での陰性結果証明を依頼しなかったのですが、この会話があってか、クリニックからのいつもの陰性結果証明書は英語でもらいました。
実は、「日本が要求しているテンプレートに署名をしてほしいが、可能か?」と、PCR検査前に私の情報やクリニックの住所などを記入したPDFファイルをクリニックにメールで送っていました。その返事をもらえないまま検査に行ったのですが、検査結果後に電話連絡して、そのメールのことを伝えると、私が送ったテンプレートに署名をして添付メールで送り返してくれたので、実際にはクリニックに行く必要はありませんでした。
違い② 新型コロナウイルス感染症対策 質問票
厚生労働省からの要請で、ネットで質問票を提出し、QRコードを作成しておくことが必要となります。
このQRコードがなければ、PCR検査後に空港で用意されているパソコンを使って質問票記入をし、QRコードを作成することになります。
持参するほうが手間は省けますが、いずれにしてもPCR検査結果を待っている間にパソコン作業をするので、このQRコードがないことで、より長く待たされることはないように思います。
こちらの質問票記入の日にち期間の記載はなく、私は入国の10日ほど前に提出しましたが、問題はありませんでした。
フォームの内容は、昨年9月の渡航時に機内でCAさんが「宿題です^^」とくれた個人情報や便名、自己隔離場所などを記入するフォームの内容と関西空港到着後にもらった検疫官との連絡方法を記入するフォームの内容となっていました。
紙のフォームがオンラインになったことで、相当な資源利用の削減となったことでしょう。
そして、渡航中の手入力作業も減ってよかったです。
それでは、今日はこの辺で!
次回、チェックイン~渡航編をお楽しみに!
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2020年9月と2021年1月のスイスからアムステルダム経由関西空港行きの渡航の違いを紹介しています!
今回の記事→ 1) 渡航準備編
2) チェックイン~渡航編
3) 関空到着~自己隔離編
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筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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