クラン・モンタナ、チューリッヒ、ジュネーブ3泊4日留学サポート記
スイスのボーディングスクールでは今学年度が終了し、すでに夏休みに入っています。
先週末、4日連続で複数のお子様の現地サポートをしたので、留学エージェントのお仕事の一環として、私がどのようなことをしているのか紹介しましょう。
Day1:年度末イベント保護者代理出席
例年であれば世界各地にお住まいの家族が年度末イベントに参加するために学校を訪問しますが、今年2021年はまだ新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインイベントに変更になったりしています。
私が代理出席したイベントを開催したボーディングスクール①には、通学生も多い学校で保護者の方たちが近くに住んでいることで、保護者も出席できるイベントにしたのでしょう。
しかし、保護者が出席できるといっても、同じ部屋にいることはできず、保護者は表彰式があったコンフェレンスルームの横の部屋でモニターを通じてイベントを見ることができました。
Day1:買物同行/代行
同校在籍で、弊社がお世話するお子様から新しい歯ブラシが欲しいと連絡を受けていました。
まだスイスで歯ブラシを購入されたことのないお子様でしたので、日本の歯ブラシとのギャップが激しいだろうと思い、年度末イベントのあと一緒に買い物に出かけて選んでもらう予定でした。
例年は年度末イベント後、立食パーティがあったりするのですが、コロナ禍なので、イベント後は通学生は帰宅、保護者が来ている寮生は退寮となりました。
イベント後、歯ブラシの買い出しに向かったものの、転校していく友達との最後の時間を過ごしたいと寮に戻ることを希望されたので、買い出しは私ひとりで出かけ、気に入ってもらえればと願いつつ、2種類の歯ブラシを購入して、夕食時に渡しました。
この日は、学校近くの宿泊施設に泊まりました。
Day2:退寮からサマースクールⒶへ
ボーディングスクール①の修了日から同校のサマースクールまで寮の閉鎖期間があることもあり、他校のサマープログラムに参加されるお子様をサマースクールⒶにお連れするサポートをしました。
まず、ボーディングスクール①の寮に出向き、荷造りを手伝ったり、貴重品を受け取るなど退寮手続きをしたりして、サマースクールⒶの送迎車を待ちました。
もともとの予定は、サマースクールⒶの学校まで同行し、入寮手続きに立ち合い、荷解きの手伝いをする予定でしたが、サマースクールⒶ校の校外でのイベントに合流することになりました。
この日は、午前中は室内スカイダイビング、午後はトランポリンパークでの遊びでした。
午後は、レマン湖でウオータースポーツをする予定でしたが、大気が不安定だったことで、屋内アクティビティに変更となったのでした。
Day2:サマースクールから空港同行サポートへ
午後2時頃サマースクールⒶを去り、別のボーディングスクール②へ向かいました。
この日は多くのボーディングスクールの日本人留学生が日本へ帰国した日でもあります。
再び退寮手続きをし、予約していたお車で寮から2時間半かけてチューリッヒ空港へ向かいました。
例年であれば、ジュネーブ空港を利用する留学生の多くは、日本への直行便があるチューリッヒ空港を利用しているので、いつもより長い空港への同行となります。
夜10時30分成田行きの飛行機に搭乗されるお子様のお見送りです。
この日は10分遅れの離陸となりましたが、飛行機が出発したのを確認して、私はベルンへと向かいました。
ベルンのホテルでチェックインをしたときには日付は翌日になっていました。
Day3:ジュネーブで買物&観光同行
私はベルン市郊外に住んでいますが、夜中に自宅へ戻るにはベルン駅から1時間ぐらい余分な時間がかかってしまいます。
翌朝9時半にはジュネーブに着きたかったので、チューリッヒからジュネーブまでの中間点であるベルンまで行き、駅近で宿を取りました。
シャワーを浴び、7時半ベルン発の電車に乗れる起床時間まで熟睡しました。
宿泊したホテルは、私が1999年の12月にスイスコムの面接のために来瑞した際、会社が取ってくれていたホテルで、近くの時計塔の鐘の音にヨーロッパを感じたことをいまでも覚えています。
5時間ほどの睡眠後、早めにホテルを出たところ、7時の電車に間に合ったので、少々早くジュネーブへ向かいました。
早起きは三文の徳。
中世の町並みの合間から気球を眺めることもできましたよ。
9時過ぎにはジュネーブのホテルに到着し、前の晩に留学生のお子様の宿泊同行をした弊社スタッフとバトンタッチをしました。
10時からお子様との買い出しと観光が始まりました。
翌日から参加するサマースクール用のバスタオルなどを購入したり、ジュネーブで訪問したいリクエストにあった自然史博物館を訪問したりしました。
けっこう暑い日でしたが、お昼にはチーズフォンデュ、夕食にはレマン湖畔でシーフード料理を堪能しましたよ。
ジュネーブでは、サマースクールⒷに参加前のお子様と2部屋がつながっているコネクティングルームに宿泊しました。
お子様はスーツケース2個と手持ち袋を4つ持参されていたのですが、翌日のジュネーブ空港への電車移動も考慮して、3つの袋の荷物をスーツケースと残りのひとつの袋にまとめる作業をしたり、親御様へ1日のご報告をしたりして、夜中に就寝しました。
Day4:サマースクールⒷ校へ移動同行&入寮サポート
ボーディングスクールでもあるサマースクールⒷ校はジュネーブ空港から学校への送迎をしてくれます。
9時出発の送迎車に乗る予定で、8時半頃、空港に到着しました。
アルプスの中の学校までは1時間半で到着です。
サマースクールのアクティビティの選択など一連の登録作業を終了し、お子様と一緒に学校でお昼をいただきました。
この学校は、いつ行っても多種類のサラダバーが用意されていていました。
コロナになって、さまざまな飲食店ではビュッフェ形式の食事がなくなったので、この学校のサラダバーが気になっていました。
カフェテリアの入口で、手を除菌、そして手袋をすることで、サラダバーほか、生徒自身がよそうことができる料理が健在でうれしかったです。
昼食後は、寮に行き、寮母に挨拶をしたり、荷解きを始めたりしました。
私は、午後1時に学校を後にし、夕方帰宅しました。
サマースクールの初日はフライトの関係で、夜中まで参加者が到着することでしょう。
翌日から本格的なプログラムが始まります。
今年のサマースクール
サマースクールなど短期滞在を目的としたスイス入国が今月21日にやっと許可されました。
コロナの影響で、満席になっているサマープログラムは稀なので、いまからでも申し込みができる学校が多くあります。
ぜひ、お子様にスイスでのサマースクールをおすすめください。
※ 参加対象:3歳から高校生
※ 保護者の方が学校近くに滞在すれば、通学ができるプログラムもあります
それでは、今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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