スイスのサマースクール、真っ最中&チューリッヒ空港の様子

公開日 : 2021年07月26日
最終更新 :

異例の7月にサマースクール申込手続き

先月お伝えしたように、サマースクール目的でのスイス入国が可能となりました。

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「観光旅行も可!日本からスイスへの入国規制緩和されました!」

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日本帰国後の自主隔離があるものの、昨年も行けなかったので、今年2021年はお子様をサマースクールに参加させたいという親御様からお問い合わせや参加のお申し込みがありました。

まだ新型コロナウイルスが世界的に治まっていないことから、大半のサマースクールプログラムには空きがありました。

が、航空券手配がたいへんでした。

コロナ禍の航空券手配

例年、サマースクールが開催される夏場は、スイスの最大観光シーズンです。

サマースクールも2月頃から満席になるプログラムが出てくるので、年明け前にサマースクール参加申込と航空券手配を完了することをおすすめしています。

今年に入ってからも、航空会社の運航状況が頻繁に変更となり、予約していた便が欠航となることも多かったので、今年の場合は、早くから航空券を手配していても日程変更となっていたかもしれません。

ワクチン接種が進んだヨーロッパでは渡航者が多くなっているし、現在、東京オリンピックが開催されていることで、日本発着の便の搭乗者も増えているようです。

今月の運航もまだまだ2年前の便数になっていないので、希望する日程で飛行機が飛んでいなかったり、満席だったりと、スイス・日本間の航空券を希望通りに購入することが難しくなっています。

夏休みのチューリッヒ空港

先週末、サマースクールに参加するお子様をお迎えにチューリッヒ空港に行きました。

渡航規制緩和後の夏休みということで、空港はこれまでになくにぎわっていましたよ。

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4月の様子とはずいぶん違いましたね。 

お子様の単独渡航

職業柄、人でごった返していた到着ロビーにいても、単独で行動しているお子さんが目につきます。

成田からの乗客にしては早過ぎるぐらいのタイミングで、ふたりの女の子が到着ロビーに現れ、ウロウロし始めました。

日本人のように見えるけれど、お迎えに来ている人のなかには、アジア人の方々もいたので、「家族を探しているのかな」と思いながら、目を離しました。

私が待っていたお子様は、航空会社によるお子様一人旅サポート(UM)つきだったので、空港職員に連れられたお子様を探していました。

大半の乗客がロビーに出てきて、出迎えた人たちと空港を後にし、到着ロビーにいる人たちも疎らになったにもかかわらず、まだUMのお子様がいらっしゃいません。

UMのグループは最後に降機することも多いので、到着ロビーに来るのが遅くなることがありますが、それにしても遅いな、と心配になっていたころ、先ほどの女の子ふたりを発見しました。

話しかけてみると、サマースクールに参加する12歳と10歳の姉妹で、お迎えの方を探している、とのことでした。

直行便といえども、UMを使わずに、姉妹だけでスイスにいらっしゃるとは、チャレンジャーですね。

スイスがそれだけ安全な国である証拠でしょうかね。

※ スイス航空を利用の場合、12歳以上の子供はひとりで渡航ができ、12歳未満の子供も12歳以上の同乗者と渡航できます。

どの学校なのか、誰が迎えに来るのかなど、情報を手元にお持ちではなかったのですが、お姉ちゃんが持っていた携帯電話のメールを見てサマースクールの学校がわかりました。

私もよく知っている学校で、まずは、学校の電話番号にかけてみたのですが、週末ということもあり、電話はつながらず。

そこで、校長先生の携帯電話に直接メッセージを送ったところ、タクシーがもうすぐ空港に到着するとのこと。

校長先生とやり取りをしている間に、UMのお子様もやっといらしたので、校長に姉妹がいる場所を伝え、姉妹には私の携帯電話番号を教えてお別れをすることになりました。

この学校は通常、送迎をきちんとしてくれ、いつも安心して任せています。

もしかすると、日本の留学エージェンがタクシー手配をしていて、何か手違いがあったのかもしれません。

送迎車が、飛行機の到着時刻の1時間後に到着というのは、これまで聞いたことも体験したこともなかったですが、この姉妹が無事にサマースクールを楽しんでいることを願っています。

ちなみに、UMのお子様によると、UMを担当する空港職員が不足していたようで、対応者を探すのに時間がかかり、ずいぶん待たされたとのことでした。

お子様を連れてきてくれた空港職員は、通常UM担当をしていないことが一目瞭然のような方でしたが、無事にお子様を引き取ることができよかったです。

私の憶測ですが、コロナで空港職員の数が減らされていて、今の渡航者数に対応するにに四苦八苦しているのでしょう。

一利用者としては、コロナ禍の渡航は、空港での待ち時間がなく、機内も空席が多いことで、快適に渡航ができていますが、これから、航空業界も景気が回復していってほしいものです。

それでは、今日はこの辺で!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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